ビーチの縁を通って島の南側までやってくると、そこは釣り人だらけでした。東に一直線のコンクリート岸壁。ベランダと呼ばれているらしい。岸壁まで自転車や単車で乗り付けて竿を振る人たち。無料で楽しめるそうです。日よけのテントも見えますが少々風が強いようです。この島より南には島がありませんので、大阪湾がパノラマのように見えます。ずっと沖には防波堤があって、ハシケがつないである様子。そして、海に浮かんでいるのはあまたのヨット。二人乗りのディンギーってやつでしょうか。西風が強いらしく、ヨットの見張り役のようなボートがエンジンを止めると東へ流されていくのが、私にもわかります。白い帆の向こうには舞州や咲島。芦屋から大阪って案外近いものですね。
岸壁の北側は松林の向こうに戸建て住宅が見えます。ベランダを東へ進んでいくと、これから宅地として分譲されるべく、赤土の中に工事車両がせわしなく動いています。
島の南側と西側とではずいぶん雰囲気が違うものです。
ベランダの終点にたどりつくと今度は岸壁を北向きに歩くことになります。向かいには甲子園浜、左手に西宮浜です。ヨットの浮かぶ外海(?)と比べると風も波も穏やかなような気がします。この島を四角形で喩えるなら、左右と下の辺をほぼ歩いたことになります。山並み、高層のビルが見えてきますが、岸壁はまっすぐ北へは歩けず、左へと入り込んでいます。
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