美ら海水族館のある海洋博公園へは3度目の訪問ですが、美ら海水族館(正しくは"沖縄美ら海水族館"という)の前身の水族館の時代ですので、この水族館は初めてです。
年間入込数が300万人、今や首里城を抑えて沖縄県一の入込数を誇る観光スポットとなっています。もっともどちらも国営沖縄記念公園ですから国はいいところをふたつ押さえているわけです。
中央ゲートから歩いていけば青い海の向こうに借景のように伊江島。島の形がなんとなく冒険心をそそります。園内は花がたくさん咲いていて、心地よい風が吹き抜けていきます。暑くなく寒くなく、陳腐な表現ですが楽園です。その風景の中にいるだけで幸せな気分になります。
美ら海水族館の目玉、"黒潮の海"は完成したときは世界一大きな水槽だったそうです。水槽で泳ぐ魚をガラス(本当はアクリル板)越しに見ているというより映画のスクリーンを見ているような迫力があります。ガラスの前に立ってみることもできるし、後方は雛壇になっていて、椅子に腰を下ろしてじっくり楽しむこともできます。30分や1時間は水槽に近づいたり離れたりして楽しめます。水槽の前に立つということは、後方から見る人からは邪魔なようにも思えますが、実は水槽とジンベエザメの大きさを実感できるモノサシの役目を人が果たしているわけで、誰が考えたんだか憎い演出です。
海洋博公園の中にあるのは美ら海水族館だけではありません。こんな天気のよい日に屋内だけで過ごすのももったいない話。無料エリアにも楽しいところがいっぱいです。沖縄郷土村で歴史的な家屋を見て、それからおもろ植物園でカンヒザクラを見ます。11時からはオキちゃん劇場を楽しみます。15分という少し短い目のショーですが、これが無料で楽しめるというのですから"国"は太っ腹です。
半日しかいられませんでしたが、天気がよければ1日かけてたっぷり楽しみたいと思うところです。園内を歩きまわったり、沖縄のお家に上がって居眠りをしたり、木陰から海を眺めてみたり、嫌になるほどここで過ごしてみたいと思う楽園です。
海洋博公園の公式サイト
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