ご主人様とふたりで昼ごはんを食べに行こうとイタリアレストラン「かくれんぼ」というお店にに行きました。私はうお座。誕生日に昼ごはんをおごってやろうというご主人様の温かい思し召しです。
私が結婚したときにはすでにこのお店はありましたから、20年くらいは続いていることになります。新しいお店ができてはなくなり、できてはなくなりという方丈記のような激動の飲食界において、しっかり経営されているのでしょう。
トラットリアコースというのをいただきました。これがうまいのまずいのと講釈をできるほど知識がありません。おいしかったの一言です。ご主人様いわく、「もう少しだけ安ければね」私は、価格とのバランスがとれていると思います(財布を開いたのはご主人様ですけど)。もっとも、そんなにたびたび行けるほど私たちの財布とはバランスが取れていないのも事実です。
ひとつだけ、愚痴を言うならば、このコースの中では前菜と、パスタ料理(ピザも可)で自分の好みを選ばなければなりません。イメージもできない難しい単語が並んでいると、選ぶのに疲れる。年を取ると面倒くさくなっていけません。お店への改善要求などではありません。あくまで個人的な問題です。
昼食時間から少し遅くしたものですから、広いカウンター席には私たちくらいしかいなくて、ご主人様と二人きりというのもどうも間が悪い。話題に事欠きます。スタッフには、夫婦の癖にぎくしゃくした二人に写ったかもしれません。
仲は…そんなによくない。いつも喧嘩しています。きっと自分の誕生日への布石ではないかと警戒しているところです。