有馬温泉にある著名な蕎麦屋さん。「ミシュランガイド京都・大阪・神戸・奈良2012」に取り上げられているお店です。
例によって、ご主人様のお伴をして有馬温泉まで。道が細くて急でおまけに一方通行の道路も多いですから、早めにクルマを駐車場に預け、歩いてお店を探します。観光客がこんなところまで行くか?と思うくらい観光エリアから離れたところに、お店はありました。お店の駐車場が、近くに3台分用意されていたことも、行ってみてわかったのですが、一方通行の道路をどう通ったらこの駐車場にたどりつけるのかよくわかりません。クルマの操縦(運転より操縦という感じです)によほど自信のある人以外は、早めに徒歩に切り替えるのが安全だと思います。
こんなに大きくはない建物。休日の14時ごろ、昼時はとっくに過ぎているのに、お店の前には数人の待ち。私たちも同じように待ちます。私たちの後ろに並んでいた4人のご婦人グループは、「温かいそばを食べたい」なんて会話をしていました。10分ほどで店内に入れました。こぎれいな店内。テーブルの数を数えると二人用が6脚。12人しか入れないわけですね。厨房まではよく見えませんが、フロアを切り盛りしているのは女性スタッフ一人きり。
もりそば1000円也を食しました。うすく緑がかったそば。女性スタッフがいうには、「10割そばです。ぜひ、塩で召し上がりください」添えられている塩をパラパラ振りかけてみると、これがおいしい。そばつゆはそば湯のために取っておいてもいいと思うくらいです。歯ごたえのしっかりした細いそばです。いい感じ。そば湯もいける。通行料やガソリン代を払って出かけても損をしたとは思わない味ですよ。
このお店の御兄弟でしょう、同じ屋号のお店が芦屋にもあって、これがミシュランガイドの隣のページ、つまり左右のページに同じ屋号が並んでいます。なんと贅沢なことでしょう。
例のご婦人グループ。かわいそうなことに、私たちが食べ終わってお店を出るときにも、まだ店の外で待っていらっしゃいました。それにもうひとつかわいそうなことに、今日はすでに温かいそばは売り切れていることを、彼女らはまだ知りません。余計なお世話とは思いながら、「温かいそばは売り切れなんですって」と教えてあげました。ブログの記事用に、お店の外観を撮りたかったのですが、入店待ちの人たちに遠慮して撮れないまま、坂を下ったのでした。
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