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桜もちょうどいいところですが、楓の若葉も美しい。桜と楓の若葉は喧嘩しません。
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伏見であい橋は、今歩いてきた堀(宇治川派流)と、鴨川の七条あたりで分かれてきた濠川の合流地点に架かっています。濠川の上流方面を見ると、桜の木の代わりに両岸にびっしりとユキヤナギ。この橋の上から、堀を下ってくる舟を見るのがビューポイントなのでしょう。
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これまたたくさんの人たちが橋の上にいます。橋の西側に降りれば、南の三栖閘門方面と、西の堀、つまり十石舟の景色が両方見られるとあって、ここも人だまり。しかも濠川は流れが速いので、十石舟の「頑張り」が見られる場所です。下流側を見ると、肥後橋の向こうに京阪電車の鉄橋が見え、そのさらに向こうには三栖閘門の塔が見えます。
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タイミングによっては京阪電車と、満員の乗客を乗せて流れに抗いながら上ってくる十石舟の共演が見えます。両岸にはソメイヨシノ。いわばダイナミック。一方、東を向くと、流れの緩やかな堀の、桜のトンネルの下を優雅に滑る十石舟。ここは90度顔の向きを変えるだけでまったく違う景色を楽しめる、おいしいポイントです。そのポイントでおばさまの4人組。上り下りで舟の頑張りが違うと話しています。南の伏見みなと広場へ向かう舟は速いのに気づいて、「早く帰って休憩したいんやで」とおばさまの一人が言っています。誰も、反論しないので、呼ばれもしないのに横から口を挟んでしまいました。「川には流れがありますでしょ。その分、上りは速度が落ちるし下りは速く進みます」おばさま、その指摘には答えず、伏見みなと公園方面をさして向こうにはなにがあるのかと尋ねます。「昔、大坂から上ってきた舟は、伏見港で小さな舟に荷物を乗せ換え、ここから濠川を上って木屋町辺りまで上ったそうですよ。」と教えてあげました。
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それより元気な大きな声で「歓談」しているのは中国からかと思われる御一行様。これもおばさま主体。新学期です。ランドセルを背負って桜を背景に写真を「撮られている」一年生の女の子を「カワイイ」と日本語で褒めています。国際的なほほえましい風景。個人レベルではどこの国の人とも仲良くできるのに、国対国となると簡単ではなくなる。なぜなんでしょう。
また伏見であい橋を通って帰ろうとしたら、救急車が停まっているのに気づきました。なんと、この橋の階段で誰かが倒れたみたい。熱中症の季節にはまだ早いですが、大丈夫かしらん。
また伏見であい橋を通って帰ろうとしたら、救急車が停まっているのに気づきました。なんと、この橋の階段で誰かが倒れたみたい。熱中症の季節にはまだ早いですが、大丈夫かしらん。
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今度は宇治川派流の北岸を歩いて、京阪電車の踏切まで。
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ここから京阪電車の中書島駅まで歩いて、宇治へ行きました。宇治の町中も人とクルマとですごいことになっていました。
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そのうちの何割かは『光る君へ』効果でしょうか。
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