奥伊吹スキー場はなかなかの入りでした。気温は18度くらい。とっても暖かいので。スキーウェアの上着は要りません。
スキー場で驚いたのは、ゲレンデ正面にセンターハウスなる建物ができていたこと。チケット売り場もトイレも、フードコートもスクール受付も売店もこの中にあり、レンタルショップへも外に出ることなく行ける。入り口でチケットを買ったら道具一式を持ってセンターハウスに入り、エスカレーターに運ばれてゲレンデに入る。これまでこのスキー場では道具を持って建物に入るということはなかったのです。いつからプリンス系になったんだと思えるような洗練されたアプローチ。もっともゲレンデに出れば、旧来の奥伊吹スキー場ですが。センターハウスの正面の文字を見ると、SKI&SNOWBOARD RESORT と書かれています。ローカルな雰囲気の奥伊吹スキー場がリゾート地になったってか?
もうひとつ、第一ゲレンデに北陸新幹線かなと思うような、チューブができていました。ちびっこや初心者向けのベルトコンベアに透明なカバーがついたようです。不況といわれるこの時代に積極的な商売の姿勢を見せ付けられました。
リフトには15回だけ乗ると決めていました。いつものように一人きりのスキーです。連れを待つ必要も世間話の必要もありません。教えたり教えられたりもありません。リフトに乗っているか滑っているかしかないのです。2時間もいれば十分満足できます。
近頃は便利なものがあって、自分のスキー場の行動を記録しておいてくれるのです。余計なお世話だと思いますが、私の4日の記録はこんなふうになっています。「滑りに行く」なんて言いますが、実はリフトに乗っている時間のほうがずっと多いということがよくわかりますね。
今年もちゃんとスキーをしたぞという気持ちになってあとは、アレです。フキノトウ。ゲレンデを眺めていると、あちらこちらに「売るほど」芽を出しています。とはいえ、当然所有者があるわけで簡単に採るわけにはいきません。人目につきにくそうなところで、こっそり「盗んで」きました。
帰り道の途中で暗くなってしまいましたから、桜は見えませんでしたが、途中でライトアップされた一本の木がありました。集会場の庭にある木のように見えます。人々は部屋の中から眺めているみたいですが、クルマで走っている人たちにも十分過ぎるほどアピールしているライトアップです。これはこれはとクルマを停めて撮影させてもらいました。
帰って、フキノトウを揚げて一杯。蕾が小さいのでやわらかい。
花見とスキーを両方楽しんで、アフキノトウを食べて、おっと、夜桜もありました。とても濃厚な、幸せな一日でした。
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