ぶろぐのおけいこ

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みむろ杉 純米吟醸 雄町 無濾過生原酒

2015-04-07 08:20:43 | 飲んだお酒

 いただきものの日本酒のお話です。
 奈良県桜井市の今西酒造がつくるお酒。
 しっかり、どっしり、力強い印象があります。少し杉の香りがすると思うのは、銘柄から勝手なイメージをしたからでしょうか。杉の香りがするという用語があるそうです。木香(きが)というそうですが、思い込みかもしれません。
 喉を通ったあと、香りが口の中に戻ってきます。その香りが、りんごの香りに近いような気がします。
 とてもおいしいお酒ですが、アルコールが17度あります。おいしいと調子に乗ってガブ飲みしてはいけません。お気をつけください。



 雄町という酒米を使っているそうです。酒米というと山田錦くらいしか知りません。兵庫県の吉川町辺りを走っていて、大手酒造会社が、「うちが契約している田んぼの酒米だ」ということがわかるように、畔に「山田錦」と書いたのぼりを見たことがあります。ここでできた米が、灘で酒になるのかと思ったことがありますが、先ほどの雄町(おまち)とは、山田錦の親筋にあたる品種のようです。
 先に、「篠峯 ろくまる 雄町-純米吟醸 うすにごり 生酒-」というお酒のインプレッションを書きましたが、 篠峯もまた雄町を使っているそうです。同じ種類のお米を使っているのに、お酒はまるっきり別物の印象です。ただし、篠峯が使っている雄町には赤磐産と但し書きがついています。同じ「こしひかり」でも魚沼産がブランド力が高いように、赤磐(岡山県)の雄町はきっとブランドなのでしょう。



 このお酒は「みむろ杉ろまんシリーズ」として、たくさんのラインナップの中の一本のようです。「篠峯」もシリーズとして揃えているようです。清酒の消費量は1973年をピークに減少を続け、2011年にはピーク時の65.9%減となっているそうです。全酒類におけるシェアも、ピーク時の30%弱から2012年には6.7%にまで激減しているそうな。一方、清酒の輸出はどんどん増えているという話ですから、たとえば上等のワインと渡り合えるような、個性や味わいのある日本酒が求められているということなのでしょう。私たちとしても「あれがおいしい」「この味がいい」といろいろなお酒を楽しむことができるのは嬉しいことですね、懐具合と相談ではありますが。
 みむろ杉 純米吟醸 雄町 無濾過生原酒。大事に大事に、飲むことにします。


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