ぶろぐのおけいこ

ぶろぐ初心者は書き込んでみたり、消してみたり…と書いて19年目に入りました。今でも一番の読者は私です。

下らない話

2007-03-17 11:30:54 | 飲んだお酒
  京都、伏見は酒どころです。月桂冠大倉記念館というところへ行ってきました。ここは、入館料を払うものの、お土産にお酒一合をもらえて、利き酒までできるという酒飲みにはありがたい記念館です。
   寛永14年(1637年)創業という歴史ある月桂冠株式会社が、以前の本社だったところを記念館にして、観光名所になっています。伏見の酒蔵をイメージすると浮かんでくる、堀があって柳があって、その向こうに白壁の酒蔵があるというのは、ここのことらしい。
   入館料300円也を払って中に入ると、まず写真の一合瓶(プラスチックだけど)をくれます。何はともあれ、ものを貰うと誰でも気をよくするものですね。中に酒の造り方だとか、酒造の道具だとかの展示があって、一通りぐるっと回って入り口に戻ると、利き酒のコーナーがあります。私が行った時には、三本の飲み比べができました。そして、そのまま売店へ。うまく考えてありますね。みんな「さっき飲んだやつはどれだったかな」とか言いながら、ほろ酔い加減で酒を買ってしまうという仕組みになっています。
  売店を覗いていて、おやっと思ったのは、先ほど貰った一合瓶が売ってあるということ。値段を見てびっくり。310円とあります。入館料を払って、利き酒をして、もらうお土産が、入館料込みで300円。お土産を単品で買うと310円。なんとも絶妙な価格設定。ここでみんな思うんでしょうね。「310円の品物を、300円の入館料で貰った」 。関西の酒にまつわる話題だけに、「下らない話」です。
  利き酒をして思ったのは、月桂冠のお酒って、相対的に甘いなということです。近くの御香宮には、御香水と呼ばれる湧き水があり、伏見の酒造りに使われる水と同じ水脈なのだそうです。同行した物知りの方がこの水を口にして、「なるほど、伏見の酒が女酒と言われるのは、この水のやわらかさが所以だな」と漏らしたのを、「へぇ、そういうもんか。薀蓄というのはこういうセリフをいうんだな」と、感心して聞いていたのですが、確かにここで飲んだ酒は甘い。
   近くには、黄桜酒造のカッパカントリーもあり、こちらもお酒の勉強ができるようになっています。ここの庭で飲んだ地ビールも、糟汁もおいしかったですよ。
  えっ?。そのお土産の一合瓶の味はどうだって?。実は、まだ飲まずに大事においてあります。

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
飲んでみました (kisukegumi)
2007-04-02 07:18:43
そのお土産の一合瓶、飲んでみました。やはり優しい味でした。辛口とかキレとかの雰囲気ではありません。およそ一月前に、記念館で試飲したときの風景がよみがえってきました。ちょっと幸せな気分になれました。
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