文系のための「Web2.0」入門
小川浩 著
青春新書
Web2.0という用語が巷にあふれている。試しにこの語を入れて検索をかけてみてほしい。Googleだと、日本語のページだけで、946万ページあるという。一体そいつはどんなものか教えを頂戴しようと思っても、片っ端から「Web2.0とは…」「Web2.0って…」といいう書き方で、どのページを見れば、よく理解できるのかがわからない。
ある人に、こんな本を読んだよと伝えたら、Webのことを旧メディアで伝えるのですかと質問がきた。筆者、小川氏はインターネットの世界で活躍する人だが、本というメディアの利点もちゃんと心得ていて、こう記す。
さて、Web2.0とは何なのか。まず、特定のサービスや企業を指す言葉ではないということ。従来のWebが情報の「受信」とそれを支える「検索」という機能だけが進化してきたことに対し、Web2.0では「発信」と「共有」という要素も進化している。web上の情報は、この四つの要素を行き来しながら螺旋階段を上がるように膨張している…らしい。そしてその仕組みを使う人間の社会現象も含めてWeb2.0だと説明する。そのキーを握っているのがGoogleであり、ロングテールであり、ブログであり…。
しかし、結局のところWeb2.0を理解するのは難しい。タイトルに「文系のための」と断ってあり、「私にもわかるのか」と信用し、買ったものの、文系か理系かということよりも、インターネットの世界の理解度の問題なのだろう、やはり何割かは理解できない部分がある。この本は、Web2.0という言葉を最近知って、それは何かを理解したいという人よりも、インターネットの歴史やこれから(つまりWeb3.0)を、マーケティング面やユーザーサイドから大雑把に理解したいという人に向いているかも知れない。
小川浩 著
青春新書
Web2.0という用語が巷にあふれている。試しにこの語を入れて検索をかけてみてほしい。Googleだと、日本語のページだけで、946万ページあるという。一体そいつはどんなものか教えを頂戴しようと思っても、片っ端から「Web2.0とは…」「Web2.0って…」といいう書き方で、どのページを見れば、よく理解できるのかがわからない。
ある人に、こんな本を読んだよと伝えたら、Webのことを旧メディアで伝えるのですかと質問がきた。筆者、小川氏はインターネットの世界で活躍する人だが、本というメディアの利点もちゃんと心得ていて、こう記す。
書籍というメディアのいいところは、目に見えて、内容量を推し量ることがカンタンにできる、物理的な厚さと大きさを持っているところなのだ。
と。Webでは、どのくらい読んだらどのくらいの知識を習得できるかが理解できないと。だから、Web2.0の説明をするのに本なのだそうだ。さて、Web2.0とは何なのか。まず、特定のサービスや企業を指す言葉ではないということ。従来のWebが情報の「受信」とそれを支える「検索」という機能だけが進化してきたことに対し、Web2.0では「発信」と「共有」という要素も進化している。web上の情報は、この四つの要素を行き来しながら螺旋階段を上がるように膨張している…らしい。そしてその仕組みを使う人間の社会現象も含めてWeb2.0だと説明する。そのキーを握っているのがGoogleであり、ロングテールであり、ブログであり…。
しかし、結局のところWeb2.0を理解するのは難しい。タイトルに「文系のための」と断ってあり、「私にもわかるのか」と信用し、買ったものの、文系か理系かということよりも、インターネットの世界の理解度の問題なのだろう、やはり何割かは理解できない部分がある。この本は、Web2.0という言葉を最近知って、それは何かを理解したいという人よりも、インターネットの歴史やこれから(つまりWeb3.0)を、マーケティング面やユーザーサイドから大雑把に理解したいという人に向いているかも知れない。
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