11時30分過ぎ、国際会館に帰着。ここから北山まで2駅地下鉄に乗ります。府立植物園へ行ってみようと思ったのです。
さて、ここで京都観光一日乗車券のおさらいをしておこうと思います。
- 京都市内で買える。1200円。2日間版もあり、2000円。
- 京都地下鉄全線と、京都市バス、京都バス(一部路線を除く)が乗り放題。
- 近鉄拡大版もある。発駅からこの切符1枚で往復できる。近鉄奈良から乗れる切符は1800円。同様に京阪版もあるらしい。
- 優待付きガイドマップがついてくる。参拝優遇券3枚と、施設利用割引3枚がついている。優待箇所は合計で58箇所。
ガイドマップの案内には、切符の使い方について次のような説明があります。バスの乗車1回目には、降車時に運転箱のカード挿入口にカードを通す。すると、カードの裏面に大きく日付が印字される(つまり、購入時にはいつ使用するかは決まっていなくていいのです。電車や改札機やバスのカード読み取り機を通した日が使用日になる)。乗車2回目からは、降車時に運転手にその日付を見せなさいというわけです。ところが、大原で下りるときにカード挿入口を通したのに、大きな日付が入っていません。近鉄で改札機を通ったときの小さな日付しか印字されていないのです。何かを間違えたのかなと、大原からの帰りに国際会館で降車するとき、運転手さんに恐る恐る聞いてみました。「あのー、大きな日付が書かれていないんですが」「近鉄からの切符は入らないんですよ」と、あっさり答えられてしまいました。つまり、こういうことだったのです。近鉄版の「京都めぐり」というタイトルの切符は、調製・発売が近鉄。印字の方法も近鉄のしきたりによる。ところが、優待付きガイドマップは、近鉄が手を抜いて?京都市バス、京都バスで売っているものを流用した。そこで説明に齟齬が起こったというわけです。真面目に説明を読んだ人ほど悩ましいという理屈でした。
ところで気がつくと、近鉄奈良~地下鉄の国際会館を竹田乗換えで1往復すると920円×2=1840円かかります。つまり、地下鉄の一番遠いところへ往復するだけですでにモトが取れているという切符なのです。この切符は、1月10日~12月30日までいつでも使えるそうですから、観光でなくても出張でも用事でも普通に切符を買うより安い場合もたくさんあるはず。もっと早く知っておくべきでした。
府立植物園の北山門から入ります。入園料は200円。この植物園へは30年以上前、大学に入った年に一度だけ入ったことがあります。これも妙なエピソードだけずっと覚えています。高校の同級生の女の子に誘われてこの植物園に行ったのです。その子の下宿で私のために自転車を借りてもらい、二人、二台の自転車で行きました。自転車を預けるのに当時一台30円だったように思います。財布を開く都合で彼女が二台分、60円を払ったとき、係のおじさんが私に言うには、「旦那、ええ身分ですなぁ」何を指して、「ええ身分」だと言ったのでしょう。女性に財布を開かせたということでしょうか。それにしても18才の若造に旦那というのもなぁ。
それ以外に植物園のことは何も覚えていません。
さて、今日の植物園。親子連れ、孫連れ、カメラを持った人、カップル、たくさんの入れ込みようです。天気もよく温かく、お弁当を広げている人たちもたくさん。紅葉の具合もちょうどいい頃です。私はというと、ぐるっと一回りして楓の紅葉状況を確認だけしたら、早々と植物園を出ることにしまた。三千院の楓がやや盛りを過ぎていたことがもあって、次はあそこへ行こうと考えたからです。
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