小山酒造本家の灘浜福鶴蔵がつくる日本酒。
自分のための飲んだお酒の記録です。客観的に伝える力量はないので、アテにしないでくださいね。精米75% 度数15度。常温か熱燗がお薦めの飲み方だと瓶に書かれています。
私の中で、おいしい日本酒は冷やして飲むものという妙な思い込みがあります。熱燗を飲みたいと思う冬場もありますが、そういうときは普通酒・一般酒をぐっと喉に流し込み、のどの奥が熱くなるのを楽しむのであって、おいしいおいしいお酒は冷蔵庫から取り出して…という思い込みがあります。これまでも、燗がよろしいと書かれた酒を冷やして飲んで、しかられたこともあります。
さて、今回の浜福鶴。まずは常温で飲んでみました。ふくよかな味わいです。確かに辛いという感覚はあって、これがもしかしたら生酛の味なのかもしれないと、素人は思ったのでありました。これは冷やしたら味が薄っぺらくなってしまうかもしれないとも思いました。調子に乗って飲んでいると、酒に殴られるかもしれんという危機感もありました。
翌日、燗にしてみました。なるほど、醸造元が薦めるはずです。熱くなっても妙なカドやひっかかりがありません。すっきりとして嫌みがない。酸味が増しますが、特に香りが強くなるということもありません。こういう柔らかい味わいの燗酒があるんだなと目からウロコの味でした。いいわぁ。
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