
500年の歴史があるという泡盛の中で、現在甕を用いて醸造しているのは石川酒造場の「玉友」(ぎょくゆう)だけなのだそうです。酒造場によれば、甕貯蔵による熟成が最も早くて有効なのだそうです。
いつもの沖縄のお店とメールのやり取りをしながら勧めてもらったのが、この「甕仕込み」。飲んでみました。
25度ありますが、ストレートで飲んでも喉に静かにしみこんでいくという第一印象です。派手な主張はせず、おだやかな香りと味です。値段と比べても十分値打ちのあるお酒だと思います。 一緒に購入した仲間のうち一人は、「僕には泡盛は合わない」と言っていたのですが、「いっぺん騙されたと思って飲んでご覧」と勧めると、この「甕仕込み」で、泡盛への認識が変わったらしいです。過去にどんな泡盛を飲まされたのでしょうね。
瓶のラベルには、瓶詰日がスタンプされています。06年5月となっていました。ということは…。すでに封を切った時点で6年もの古酒ということでしょうか。
試しにそば雲海を買って飲み比べてみました(雲海だって私からすればハリコンで買う焼酎です。おいしいお酒です)。同じ25度ですが、一眼レフでピントシャープな写真とレンズ付きフィルムの写真のような違いです。雲海がどことなくピントのぼんやりした写真のようなイメージに感じられました。薀蓄のあるコメントはできませんが、甕仕込みは買って損はしないお酒だと思います。
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