プレジデント ファミリー 12月号
プレジデント社
今日は雑誌の話題。それも表紙だけの話題を記す。 「プレジデントファミリー」という月刊誌があって、その書名タイトルの上に小さく「子供を元気にする。親も元気になる」とサブタイトル風に書かれている。子どもの教育に熱心な親をターゲットにした雑誌だと想像する。それがなぜだか、ここしばらく私の枕元にある。家族の誰かが買ったものだろう。そのうちいつか、このブログで書こうと思いながら実現せずに何ヶ月かが過ぎ、それで捨てるわけにもいかずに枕元に置いたままというわけだ。
書きたかったのは、表紙の吸引力、訴求力のことである。雑誌は、表紙が看板や目次のダイジェストになっていることが多く、表紙に惹かれて買ってしまったなんてこともよくある。単行本や文庫や新書が、タイトルや著者名(作者名)で客を引くのと対照的である。 このプレジデントファミリー12月号の表紙にある文字列を、フォントの大きい順に挙げてみる。
・頭のいい子の勉強部屋 数学オリンピック金賞、英検1級合格、国連作文コンテスト大賞ほか 秀才9人のお宅に訪問!
・偏差値50台以下!全国のお買い得私立200校 わが子が輝く学校選び
・人気の中高一貫校で 伸びる子、伸びない子
・近所の公立中学の「学校力」を診断してみよう
・発表!東大・京大に入りやすい都道府県ランキング 1位奈良県、2位京都府、3位兵庫県…46位福島県、47位沖縄県
・激変!名門公立高校236校の実力
(下線部分が゛大きなサイズの字、下線のないところはサブタイトルのように、大きなタイトルの下や上にやや文字サイズを小さくして書かれているもの)
いかがだろうか。子どもや孫をもつ人たちで、子どもの将来とか、教育に興味のない人は、おそらくそんなにいないだろうから、こういう文字が表紙一杯に躍っていると、つい惹かれてしまわないだろうか。
たくさんの部数を売るためには、より多くの人が興味をもつ話題を載せることが雑誌としては大切なことだろう。週刊誌や写真週刊誌が、セクシャルな話題や、芸能界の話題を、決して忘れずに掲載するのも、こういう狙いがある。プレジデントファミリーは、うまいなぁと感心する。
もっとも「学歴」というものに縁のない当方は、東大と京大が大学の全てのように見えかねないこういう記事は、むしろ反発を覚えるくらいなので、表紙を眺めるだけで、記事そのものは読んでいない。
教育やライフデザインについての先行き不安、高学歴志向を受けて、かなりの販売部数を誇っているのだろうと思っていたが、asahi.comの記事によれば、およそ20万部だそうだ。同類の他誌には、大きく水を開けているらしいが、予想よりは少ないという印象だ。
プレジデント社
今日は雑誌の話題。それも表紙だけの話題を記す。 「プレジデントファミリー」という月刊誌があって、その書名タイトルの上に小さく「子供を元気にする。親も元気になる」とサブタイトル風に書かれている。子どもの教育に熱心な親をターゲットにした雑誌だと想像する。それがなぜだか、ここしばらく私の枕元にある。家族の誰かが買ったものだろう。そのうちいつか、このブログで書こうと思いながら実現せずに何ヶ月かが過ぎ、それで捨てるわけにもいかずに枕元に置いたままというわけだ。
書きたかったのは、表紙の吸引力、訴求力のことである。雑誌は、表紙が看板や目次のダイジェストになっていることが多く、表紙に惹かれて買ってしまったなんてこともよくある。単行本や文庫や新書が、タイトルや著者名(作者名)で客を引くのと対照的である。 このプレジデントファミリー12月号の表紙にある文字列を、フォントの大きい順に挙げてみる。
・頭のいい子の勉強部屋 数学オリンピック金賞、英検1級合格、国連作文コンテスト大賞ほか 秀才9人のお宅に訪問!
・偏差値50台以下!全国のお買い得私立200校 わが子が輝く学校選び
・人気の中高一貫校で 伸びる子、伸びない子
・近所の公立中学の「学校力」を診断してみよう
・発表!東大・京大に入りやすい都道府県ランキング 1位奈良県、2位京都府、3位兵庫県…46位福島県、47位沖縄県
・激変!名門公立高校236校の実力
(下線部分が゛大きなサイズの字、下線のないところはサブタイトルのように、大きなタイトルの下や上にやや文字サイズを小さくして書かれているもの)
いかがだろうか。子どもや孫をもつ人たちで、子どもの将来とか、教育に興味のない人は、おそらくそんなにいないだろうから、こういう文字が表紙一杯に躍っていると、つい惹かれてしまわないだろうか。
たくさんの部数を売るためには、より多くの人が興味をもつ話題を載せることが雑誌としては大切なことだろう。週刊誌や写真週刊誌が、セクシャルな話題や、芸能界の話題を、決して忘れずに掲載するのも、こういう狙いがある。プレジデントファミリーは、うまいなぁと感心する。
もっとも「学歴」というものに縁のない当方は、東大と京大が大学の全てのように見えかねないこういう記事は、むしろ反発を覚えるくらいなので、表紙を眺めるだけで、記事そのものは読んでいない。
教育やライフデザインについての先行き不安、高学歴志向を受けて、かなりの販売部数を誇っているのだろうと思っていたが、asahi.comの記事によれば、およそ20万部だそうだ。同類の他誌には、大きく水を開けているらしいが、予想よりは少ないという印象だ。
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