ぶろぐのおけいこ

ぶろぐ初心者は書き込んでみたり、消してみたり…と書いて19年目に入りました。今でも一番の読者は私です。

丸亀製麺1

2007-06-16 17:04:47 | 食べもの
  香川県のやまうちうどんを食べて(記事はこちら)、さぬきうどんの印象が変わった私は、自宅の近くにある、それまで見向きもしなかった丸亀製麺に、子どもを連れて行ってみました。
  結構な客の入りです。休日の昼過ぎでしたが10数人の並び。でも回転が早いようで5分とかからずに注文まで行きました。セルフ式の、先に麺を頼んで後からトッピングを自分で入れるスタイルです。最後にお勘定をして、席に着きます。店内は休日に似つかわしく、家族連れや親子連れ、カップルもいるという、広い客層です。
   単価が安い。大が380円にさくら海老のかき揚げが130円。美味いです。安くて早くて美味いとくりゃ、客も集まりますよね。それに店舗内でうどんを機械が打っているのをガラス越しに見ることができます。この打ちたてを食べるのかと思うと、私なんぞは、さぞや美味いに違いないと思うわけです。上手い演出ですね。
   でも、ひとつ疑問があります。これはファミリーレストランではないのかということです。ファミリーレストランなる言葉を初めて聞いたのは70年代の後半ぐらいだったと思います。ファミリーレストランそのものも、イタリアンやステーキハウスや、和食へと特化していますが、回転寿司やラーメン、中華料理から食堂、焼肉屋などもファミリーレストラン化を遂げています。さらに居酒屋もファミレス化の傾向。
   ここでいうファミリーレストランとは広い地域にまたがって店舗があり、多くは幹線道路沿いにあってクルマで行きやすく、明るく健全なイメージで、家族連れでも女性グループでも行けて、おまけに値段も安心といった括りができるお店です。
   丸亀製麺を展開する株式会社トリドールの社長はこういいます。
 私が子供の頃は、家族で行ける楽しい店がありませんでした。外食店は、たいてい働く男性のためのものでした。(略)おかあさんも小さいお子様も安心して行けて楽しめ、しかも価格がリーズナブルな、「家族の夕食を担うレストラン」を作りたい
  また、大阪王将(現イートアンド)が作った「よってこや」というラーメン店の戦略の中に、「女性がひとりでも利用できるビジュアルと演出」というのがあります。
   丸亀製麺も、女性が一人で、また子どもたちをたくさん連れていっても安心して食べられるという点ではまさにファミリーレストラン。
   初めて訪れた土地をクルマで走っていて、見慣れた看板があると妙に安心できるものですね。しかし、一方で「わざわざこんな遠くに来てまで、日頃食べているものを食べたくない」とも思います。日本中、どこに行っても同じメニュー、同じ味では、それこそ、味気ないなと思います。 (つづく)

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2 コメント

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iniさまいつもありがとう (きすけぐみ)
2007-06-17 20:41:57
iniさま、いつも見ていてくださるんですね。ありがとうございます。おっしゃる通り、飲食は基本的には嗜好品ですから、理屈をこねて云々するものではないと思います。でも日本中どこへ行っても同じもんじゃねぇ。客である私たちがある程度、そのあたりの知恵をもっておかなければと思います。この記事には続編があります。お楽しみに。いつもありがとうございます。
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美味そう! (ini)
2007-06-16 18:46:28
こんにちは。

うどんの写真、見るからに美味しそうで、しかも安いですね。
最近は博多らーめんも讃岐うどんもチェーンがあってそれなりに本場の味で食べることができます。
でもやっぱり、そこで食べるからまたいいって部分はあります。
博多らーめんも博多の屋台で食べるからまたいいし、讃岐うどんだってそうですよね。

ただラーメンにしてもうどんにしても、だいたいがメジャーな食べ物なので、例えばカレーライスとかといっしょで、インドまで行ってどうのこうのってものでもないかも知れません(笑)
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