大和郡山市にある、とってもおいしいのに所在地が見つけにくいそば屋さん。
近所をうろうろする人は、通りがかりに、な んで住宅ににそば屋の看板(屋号がなく、「そば処」と電話番号しか書かれていない。)がかかっているのだろうと思うのですが、このあたりと人づてに聞い て、あるいは見当をつけてやってきた人にはなかなか難解な場所にあります。それもそのはず、お店は通りから置くへ入ったところにある上に、ふつうの民家を 改造してあるだけなので外観からわかるはずもなく、通りに看板もないのです。いわば、「渡る世間…」の「おかくら」のようなものでしょうか。営業している 日には道ばたの幟をアテにしてたどり着きましょう。入り口がわかっても、玄関に暖簾がかかっている以外は普通の家を訪ねるようなものです。
でも知っている人はよく知っていて(そら当たり前や)、予約をしておかなければなかなかそばにありつけません。
そんなに広くない座敷にテーブル。厨房との間にはガラス張りの蕎麦打ちスペースが作られていて、客への演出なんでしょうね。「三たて」そばを味わってくださいみたいなことが書かれていました。注文したのは、桜えび天そば、1200円。
はじめに、そば茶といっしょに出てきたのは揚げそばですが、旨いらしく子どもたちが全部食べてしまいました。そばは繊細でうまいです。長野県八ヶ岳産のそ ばを使っていると書かれていました。だしはかつおの風味がよく効いています。こういうとき、格好よくコメントできればいいのですが、食べ物に対する素養が ない上に言葉を知らないものですから、旨かった、また食べたいというくらいにしか言えません。桜えびの天ぷらがまたふっくら、しっとりとしていて結構で す。山椒塩でいただくそうです。関西に住んでいると桜えびなんてのは干したものしか見たことがありませんが、これは生でしょう。駿河湾の桜えびは10 月~12月と、4月~6月が漁期だそうですから、年の内半分は生に出会えないんでしょう。だとすればラッキーでした。
長男の注文した桜えび天おろしそば(こっちには大根おろしがついている、1200円)も、サラダのようでおいしそうでした。たまたまだったのでしょうが、サービスでそばいなりを食べさせてもらいました。ご飯の中にそばの実が入っていて歯ごたえがいいこと。
1月からは月火水が定休日、つまり、週4日が営業日。7日を4日のために使えるって贅沢ですね。私たち客は逆に、曜日に気をつけましょう。
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