
「おきなわそばだいにんぐせん」と読むそうです。川と書いて「せん」。
阪神百貨店梅田本店で、一般的にいう物産展のことなんでしょうが「沖縄味と技展」というのをやっていて、そばを食べられるコーナーがあるというのでちょっと行ってみました。
土曜日、10時過ぎ。開店直後なのに会場である8階催場は結構なにぎわいです。物産展では北海道、沖縄を取り上げるとたいたい成功するというような話を聞いたこともありますが、開店前から並んでいたの?と聞きたくなるほどの人です。見当をつけて歩いてみると、その飲食コーナーには誰も客がいません。店員さんが通路に向かって、「いらっしゃいませー」なんて言っています。「なーんだ。そんなに気合を入れなくても空いているやん」と安心した瞬間、目にしたのは、 「うちなあ丼食堂」という文字。ここは目指す店ではないと、きょろきょろすると、見えました。並びが入っています。「沖縄そばダイニング川」。私も並びに加わりました。約10名が並んでいます。10分ほど待ったでしょうか。ようやく食券を買います。沖縄そばを食べるには、かつお、ゆず、わさびのダシから好みを選ばなければなりません。優柔不断な私は、腕組みをし、首をかしげて、うーんと唸って、わさびを選びました。
わさびがつーんと来るという触れ込みで選んでしまいましたが、それは多少表現過多かもしれません。期待したほどではありません。隠し味程度のわさび風味という印象です。しかし、上品なダシという感じがします。刻んだ昆布とねぎと、なぜかカイワレ。そして炙りとろとろ軟骨ソーキ。確かに軟骨は柔らかい。麺は沖縄のお店では何種類からか選べるそうですが、今回は一種類だけだそうです。沖縄そばにしてはやや細い印象の平打ち麺です。麺も優しい。
なかなか上品な一杯でした。なるほど、人気のわけです。店の並びは先ほどより長くなっていました。帰り際に件の丼の店をもう一度覗いてみましたが、やはり客はいませんでした。
阪神百貨店のチラシによれば、このお店は「那覇のニューウェーブ」なんだそうです。本当かなぁ。沖縄の友人に聞いてみようっと。
沖縄そばダイニング川 のサイトはこちら
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