バジルのスパゲティ

  レシピを紹介したり、毎日の食事の記録を記したりするものではありません。あらかじめお断りします。
   6月だったか、職場でスイートバジルの種を蒔きました（もちろん休憩時間の作業ですよ）。ペットボトルを半分に割り、土を買ってきて種を蒔きました。室内での作業です。機嫌よく100本ほどが成長してくれたので、園芸用のポットを買ってきて、職場のみなさんにお願いして数株ずつ里子に出しました。残った40本ほどを職場の花壇の空いているスペースに植えておきました。
  7月くらいになるとみなさんからは「バジルを食べたよ」とか「スパゲティに使ったらやはり生はおいしかった」とかの声をもらったのですが、私自身はまだ食べていなかったのでした。今年の照りつける太陽、雨の少なさにもめげずに元気良く成長してくれるのですが、それ以上に元気なのがショウリョウバッタ。彼らはイタリア人気取りで、遠慮なくバシバシと食べてくれます。その食べようがむしろ心地いいくらい。やはり彼らにとっても美味いんでしょうね。バジルは健胃にいいのだそうで、バッタも毎日胃にいいものを食しているせいか、日を追うごとに成長していくのが悔しいところ。
  私も少しくらいは食べなきゃと思って、被害に遭っていない枝を選んでいくつか家に持ち帰り、休日の少し遅めの朝食にバジルのスパゲティを作りました。余った葉は、湯を沸かしてコンソメの素を入れ、乾燥わかめもついでにほりこんでスープに。それでもまだ余るので、形のいいのをスパゲティの飾りにして完成。
  写真を撮ってさぁ食べようとしたら、長男が起きてきて、「ぼくのは？。」 二人で生のバジルは香りが違うねぇなんていいながら、一人分を分け分けして幸せにいただいたのでした。ごちそうさま。