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残り時間が少なくなってきたので、吉田城から市電の通りに出て、駅前に向かいます。今度は線路に沿って歩いてみました。不揃いな車両が行き来するのは見ていて楽しいですね。しかし、路面電車というのは、道の真ん中に線路が合って、その両脇が車道です。歩道側からはクルマに邪魔されてなかなか市電を撮るのは難しい。
ラッピング電車にヤマサちくわと書かれたのがありますが、えっ、姫路にも同じ会社があったぞと思って、これもWebで探してみると、豊橋にあるのはヤマサちくわ株式会社、姫路にあるのはヤマサ蒲鉾株式会社。まったく別の会社だそうです。待てよ…ちくわ屋さんということは、「おでんしゃ」のおでんもヤマサちくわの製品が食べられるということでしょうか。
線路が駅に近づいてきたころ、百貨店らしきビルディングを見つけました。ところが、近づいてみると閉店間近なのだそうです。「ほの国百貨店」は45年の歴史に幕を下ろすのだと書かれています。市の規模も小さいわけではないのに、百貨店の経営が成り立たない。みんなネットで買い物をするからでしょうかね。そういえば、姫路市で大手前通りにある百貨店、ヤマトヤシキが閉じたのは2年前の2月でした。
いい天気の午後。暑いくらいです。時間いっぱい。あ、昼ご飯を食べていませんでした。こういうときは、駅そば。改札口を入ってから壺屋という立ち食いそば屋できしめんを食べました。
郷に入れば郷に従え、その土地に行ったらその土地のものを食べたいと思うタチですが、関西人にとっては、色の黒い辛くて甘いつゆはどうも口に合いません。…などと悠長なことも言ってられません。電車の時間が近い。きしめんを掻き込んで新鵜沼行きの快速特急に乗りました。豊橋駅のホームに着いてから帰りの快速特急に乗るまでの時間が1時間と55分。つまり115分の豊橋滞在でした。
この豊橋の往復とも快速特急でした。車両は1000系-1200系と呼ばれる6両編成。明るくて気持ちのよい車両です。豊橋向きはハイデッカー顔、岐阜向きは普通顔と、前後で顔が違います。また。豊橋側2両は特別車でミューチケットという有料の座席指定券が必要です。では特別車の反対、料金不要の4両は何と呼ぶか。一般車です。特別の対義語は一般で正しいのでしょうが、私の中ではなんとなく落ち着きが悪い。普通車と呼んでくれたらいいのにと思いました。
豊橋と東岡崎の間は、山をひとつ越えていく感じですが、その途中に名鉄の車庫があります。どこかで見たような景色。前出のO君の東海道を歩く旅の写真で見たのでした。ということは、この線路の左を走っている国道1号線が旧東海道ということですね。松の木が道路に沿って植えてあります。
豊橋からおよそ20分で東岡崎に着きました。
(115分の豊橋…おしまい)
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