「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

(イタリア)若いシェフが国外に流出し続ける貧困<2023.12.03

2023-12-04 01:03:18 | ヨーロッパ

アングル:イタリアで続く若いシェフの流出、長時間・低賃金労働に嫌気
Antonella Cinelli
2023年11月27日午後 6:22 GMT+96時間前更新
https://jp.reuters.com/economy/2LYQRVWCQBMO7NBL2LLFV4YQAY-2023-11-27/

聞くと切ない話です。
大雑把に言うとイタリアが経済的に貧しいから他国に行けば一流のシェフとして評価される人材にきちんとした待遇が出来ない。だから若い優秀なシェフがどんどん流出すると言う悪循環です。
イタリアにいれば低賃金・長時間労働です。外国に行けばきちんとした待遇があり、大体3~5倍の給料が得られます。

そうなっている理由は、イタリア社会が全体的に貧しいから長時間労働・低賃金の待遇しか提供できないと言うことです。

少し前まで日本も似たような雇用環境がありました。長時間労働と低賃金で商品やサービス価格を安くして売り上げを維持するビジネスモデルです。

それを続けると社会全体が更に貧しくなるという負のスパイラルが続きます。時間がたつほどに更に貧しくなるという構図です。

なぜ長時間労働と低賃金になるかと言うと、利益が低いからです。だから人件費を削減しようとします。しかしそれは間違いで利益の増えるビジネスモデルを考えださなければなりません。そうしなかったから日本は失われた30年に陥ったと言う分かりやすい構図があります。



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