「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ハマス問題に関するアメリカ人の意識とアメリカの金権政治<2023年10月

2023-10-22 10:23:51 | アメリカ合衆国

イスラエル支援で割れるアメリカの世論、武器支援に半数が反対…共和党はウクライナ支援に消極姿勢
2023/10/21 06:55
https://www.yomiuri.co.jp/world/20231021-OYT1T50063/

記事のアンケート調査(CBSニュースが実施)
◎イスラエルに武器を支援すべきか
民主党支持者
Yes47% No53%
共和党支持者
Yes57% No43%
無党派層
Yes45% No55%
◎ガザに人道支援をすべきか
Yes70% No30%
共和党支持者
Yes41% No59%
無党派層
Yes59% No41%

バイデンさんが勇ましくテレビで演説しているのとは大分違います。バイデンさんの考えは、ほとんど共和党と同じです。
民主党支持層と無党派層は、バイデンさんとは反対でイスラエルの軍事支援には否定的な人が多く、ガザの人道支援には肯定的な人が多いです。民主党支持層では、ガザの人道支援を支持する人が圧倒的に多いのが分かります。

これを見るとバイデンさんは、国民の意思を代表しているとは言えません。来年の大統領選挙の方を向いているのが分かります。ユダヤ系政治団体の支持がなければ、ほぼ確実に落選するからです。

アメリカ政治の構造的な欠点が、ここにあります。究極の金権選挙を実現した結果、大口の選挙資金の出し手の意向に逆らうことが出来ません。逆らえば、反対政党の候補者に資金が流れるからです。大統領になるためには、選挙資金を一番沢山集めることが前提条件です。

当然、ユダヤ系・全米ライフル協会・退役軍人会・多国籍巨大企業などの意見が優先されます。圧力団体が、政治を左右し政策に大きく影響を及ぼす構図です。

バイデンさんは、民主主義を言います。しかし、そのアメリカでは民主主義が実現されているとは到底言えません。先進国の中では、民主主義度合いは最低でしょう。と言うよりアメリカほど民主主義度合いが低い国は、他にないと思います。

そして下院では、議長が決まらず審議がストップ状態が続いています。ウクライナ紛争もハマス問題もアメリカには無関係だと考えているからです。アメリカの戦争なら、アメリカ議会は一致団結します。党利党略の抗争をやっているのは、どっちの紛争も「ひとごと」だからです。およそ民主主義とは、程遠い姿があります。

何かと言うと「民主主義」を持ち出すバイデンさん。
民主主義などお題目にすぎず、アメリカにはそんなものはありません。

「よく言うわ❓」の世界です。
それでもって「アメリカは世界のリーダーだ!」とか自画自賛しています。

ウクライナ紛争にしてもそうです。
アメリカがロシアの裏庭に手を突っ込んでウクライナをNATO側に寝返らせました。寝返らせた以上は、ロシアが攻めてくれば武器や資金を支援するしかありません。これでウクライナを見放したら、「21世紀最大の裏切り野郎!」です。だから巨額の援助をつぎ込んでいます。

しかし、所詮アメリカの謀略が招いた戦争でありアメリカ自身の戦争ではありません。だから共和党は早くも支援打ち切りの声が多くなっています。「無駄金使うな!」と言うわけです。

ゼレンスキー大統領の・・・
「世界の自由と民主主義を守るために侵略者のロシアと戦っています!」
随分、白々しく聞こえませんか?
その噓っぽいプロパガンダを一生懸命厚化粧したのが、総動員された西側のマスコミです。西側のマスコミが全部同じ内容を大合唱すれば、超厚化粧のインチキ・プロパガンダも本当らしく聞こえるわけです。

しかし、賞味期限が切れてくると元々嘘ですから嘘がばれて来はじめました。(私も良く調べもせずに、プロパガンダに完全にだまされた一人です。)

何でウクライナの戦争に❓俺たち、金を出さなければならないの❓

ごく当然の疑問が、支援国にも出てきました。
「戦争やりたきゃ!自分の金でやれ!」

非常にまともな意見だと思います。

こうやって考えると、ウクライナ紛争はかなりいい加減でしょう?
まだハマス問題は、パレスチナ問題とリンクしますから他の国々も考えたり、あるいはガザの市民への支援は必要だと思います。

ウクライナ紛争は、単なる私闘です。
そんなものをアメリカ以外の国が支援しなければならない理由はないと思います。戦争の理由を作り出したアメリカが、頑張って支援すればいいだけです。ウクライナもアメリカの話に乗ったわけですから、アメリカにしがみ付けばいいでしょう・・・
(それ以外を巻き込もうとするな!)



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