ウクライナにも当然、テレビもあれば新聞もあります。その報道やニュースが日本で見られるメデｲアに全くと言っていいほど出てきません。
出てくるのは？
もっと、援助してくれ。
ロシアの攻撃によるウクライナ側の民間人の被害。
ほぼ、これだけです。ロシアの方は、色いろ聞こえてきます。国会での議論なども伝わってきます。非常に過激なのが多いですね。去年は、無茶苦茶なのも結構ありました。
アラスカはロシアの領土だ！
北海道の半分は、ロシアの領土だ！
去年は、聞いていて笑えるほどにハチャメチャでした。さすがにこれらは評判が悪すぎると思いますので、今年は止めました。
ロシアの方は、一定の情報に関しては完全に禁止されていますので、その部分は全く聞こえません。政府批判や特別軍事作戦を戦争と呼ぶことなどです。
これを、やると逮捕・投獄。運が悪いと事故死です。
ウクライナ側の聞こえなさは、異常です。推測するに西側のメデｲアに情報統制を強く依頼しているのでしょうね。出して良い情報と出してはダメな情報を区別していると思われます。
逆に不気味になります。このような情報統制の仕方は、その政府が独裁傾向の強い政府であるか独裁政権である可能性が高いからです。
ウクライナの国家自体の内蔵する大きな欠点（腐敗・汚職が蔓延している。ゼレンスキー氏の個人資産に関する疑惑。ネオナチ問題。）は、ロシアが軍事侵攻した後に目立たなくなりました。まるで無いような扱いで、ウクライナとゼレンスキー氏は、自由と民主主義を守るヒーロー扱いです。
この部分だけでも相当な情報の隠蔽や操作があります。そうすると、余りにもウクライナ国内の情報の少なさにも疑問が生じる事になります。
ウクライナは、厳重な出国規制を去年の早い段階からしています。それを管理する役所の役人が、賄賂を多額に受け取っていて摘発されましたね。ウクライナを逃げ出したい国民は、少なからずいると思います。
毎日、これほど住宅や施設、あるいは民間人の被害が出ていれば、戦争継続に対する不満も相当あると思います。しかし、ロシアとの戦争に勝利することが煽りまくられている現状では、言えないでしょうね。
来年のウクライナの大統領選挙は戦争中で実施不可能であることを理由に中止される見込みです。
ロシアの国内のことは、結構分かります。政府関係者やドネツクとルハンシクの一応政権の担当者が時々インタビュ－に応じています。ロシア系メデｲアに対してですけれど。それをロシア系メデｲアが報道するので、それをＢＢＣなどを通じて知ることが出来ます。
かなり情報統制の強いロシアでさえこうであるのに、ウクライナの国内の情報の少なさは、異常と言うしかありません。
出さない・と言うことは？
出したくない部分が結構ある・との推測に繋がります。
かなりオブラートに包んで書きましたが・・・
要は、自由や民主主義が本当にあるのか？と言うことです。そうすると、キレイなプロパガンダの「自由と民主主義のために戦っています！」
相当、怪しくなりますね❓
ロシアが極悪なのは、戦争の以前から知れ渡っています。
ウクライナは、どうなのか❓と言う疑問です。
やっぱり資金や援助物資を提供する以上は、その政府がどのような政府であるのか、援助する側の国の納税者には知る権利があると思います。
アメリカでも共和党が問題視して、これ以上のウクライナ支援には反対しています。民主党との党利党略の部分もありますが、アメリカの有権者の過半数がウクライナ支援に反対するようになっています。
で、あるならば❓
猶更、情報公開が求められると思います。
ウクライナに関して情報公開がなされているとは思えません。中身がブラック・ボックスのまま支援だけを求めているように見えます。
このようなやり方は、いつまでもは続かないと言う事を言っています。
もういい加減に関与する国々も戦争を煽り立てるだけでなく、（むしろ止めて）両国に停戦の働きかけを行うべきだと思います。
どう見ても、当事者が停戦を申し出る気配は見えてきません。ウクライナの民間人の犠牲が増えるばかりです。
アメリカの世界戦略は冷酷で残酷ですよ。ウクライナ人の犠牲も国土破壊も大した気にしていないと思います。
ロシアとNATOの国境を、ウクライナ・ロシア国境に東に移動したいだけです。
元々、その国境はポーランド・ウクライナ国境にありましたから不成功に終わっても元の通りです。
つまり❓アメリカは、やるだけやってダメなら止めると思います。残るのは、ウクライナ国民の人的犠牲と国土破壊だけです。
大国のパワーゲームは、このようなものです。
ズルズルとけしかけられて戦争を継続したところで、目途が立たなければアメリカは、見捨てると思います。来年１１月のアメリカ大統領選挙で共和党が勝利すれば、そうなる可能性が高いと思います。
ウクライナは、戦争終了後にNATO加盟が認められた事になっています。しかし、一方の当事者であるロシアがそれを認めると思いますか❓
それを防ぐためにロシアは、この戦争に踏み切りました。
ウクライナのNATO加盟は、絵にかいた餅で終わる可能性が高いと思います。つまり、ウクライナにとって戦争を継続するメリットは、ほとんど無いと思います。