南オセチア紛争から15年 ジョージア首相「ロシアは以前から侵略者」
2023年8月9日 9:32 発信地:トビリシ/ジョージア [ ジョージア ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3476366
南オセチア紛争 (2008年)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E3%82%AA%E3%82%BB%E3%83%81%E3%82%A2%E7%B4%9B%E4%BA%89_(2008%E5%B9%B4)
大体、ウクライナ紛争と似たような経緯からロシアが軍事介入しました。ロシアの傀儡勢力を政府と認めるのも同じです。そのままの状況で今に至っています。この時、西側諸国は、ジョージアの主張を無視しました。
その後もロシアの内政干渉は続きロシア政府寄りの現政府があります。そうしないと更なる内政干渉を受けるからやむを得ずそうしています。
サロメ・ズラビシュヴィリ大統領は、親欧米派です。首相は、やむなく親ロシア派。国民は親欧米派です。
親ロシア派の首相でさえ、こう言いました。
「われわれはロシアが侵略者であることをずっと前から知っている。全世界もそのことを知っている」
流石に、このような式典では本当のことを言うしかなかったのでしょうね。言わなければ、国民の最低限の支持すら失うでしょう。
同じ運命を辿りつつある国が、モルドバです。
『モルドヴァ、ロシアの外交官など45人を追放へ 「非友好的活動」で』
2023年7月27日
https://www.bbc.com/japanese/66321617
ロシアはロシア語話者保護を理由にトランスニストリア地域にロシア軍を送り、やはり傀儡政権を作りモルドバ政府に対して政権転覆の工作を行ってきました。
ウクライナ紛争が起きてウクライナは完全にロシアと戦争状態になりました。そうするとウクライナとモルドバは長い国境線がありますから、ロシアが傀儡政権と往来したり物資などを送るのに困難をきたしました。
一方でモルドバ政府は、NATOの保護を求めました。非公式なモルドバ支援が決まりました。ウクライナ政府は、当然モルドバ現政府支持です。
ウクライナがそう態度を決定するとトランスニストリア地域は完全にウクライナ領で封鎖されます。もしロシアの関係者がトランスニストリア地域と往復しようとすれば、今は空路しかありません。それもウクライナ政府かモルドバ政府が許可しなければ不可能です。
そこでモルドバ政府は、モルドバ政府転覆工作の基地であるロシア大使館から大使館員の追放を始めました。こんな事すら、ウクライナ紛争でウクライナが負けないことを確認するまで出来ませんでした。
ウクライナ紛争でウクライナがロシアに勝利することは、モルドバにとってもジョージアにとっても、ベラルーシの国民にとっても自分たちの自由化を守り、ロシアから自分たちの身を守る事につながります。