☆追記
BBC 動画(年次会見の模様)
https://www.bbc.com/japanese/articles/c0q07jej1z7o
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TASS通信 12月19日
『ロシア、プーチン大統領との質疑応答に200万件以上の要望を提出』
※Google翻訳なので多少、違う部分があると思います。
西側のメデイアは、記者会見部分しか報道しません。
本来は意味が違っており、1年に一度プーチン大統領が国民の疑問(質問)や要望に答える形で行われます。
ロシア国民にとっては、1年に一度プーチン氏に自分たちが聞きたいことを要望できる場です。
当然、寄せられる件数は膨大に多いです。どれくらいの数かな❓と思ってタス通信を覗いてみました。
記事の時点で200万3千件少々。電話が多く(年寄りからでしょうね)110万7549件。これを全部オペレーターが対応するようです。
これだけ見てもロシアの一大イベントであることが分かります。どれだけの数のオペレーターを用意したんでしょうね❓
2023年は、284万件以上。電話170万回。
どうして去年は、飛びぬけて多いのか❓
ロシア国民が聞きたかったのは、追加動員があるかどうかです。
プーチン大統領が、「兵士は足りているので、ないです」と答えたのでロシア国民は内心(万歳!)を叫んだと思います。
※実は、ここにそれまで知られていなかった情報がありました。
ウクライナ領にいるロシア兵 約61万人
2023年の応募兵 約50万人弱(実際は46万人だったようです)
これは、特にウクライナ領に配備されているロシア兵の数は分かっていませんでした。応募兵の数も途中で37万人くらいの数が発表されたことがあり真偽不明でした。実際には、はるかに多かった訳です。これをプーチン氏は年次会見で明らかにしました。
タス通信の記事では、今年はどんな質問が多かったのかは書いていません。
質問が多い案件を選んで数十件にプーチン大統領が直接、答えていいるはずです。
こうすればロシア政府は、国民が何を考えて何を望んでいるか分かると言う仕組みだろうと思います。
だから、もし西側がロシアの考えや方針を知りたければ、この質疑応答の内容に注目するべきです。
プーチン氏の回答は、国民との約束とも言えるからです。ロシア政府が何を考え、どうするのかを推測するには、大きな材料のはずです。
去年は、BBCがある程度、国民との質疑応答の内容を書いていました。
今年は記者会見の方に集中して、国民との対話の部分には全く触れていません。
その意味で残念です。プーチン氏が国民に何をどのように答えたのか、知りたかったです。
もっとも、ロシアの考えは政府高官のコメントを読むと大体分かります。プロパガンダと少しフェイクの部分を除いて読むと「そのまんま」をコメントしていることが多いです。特にプーチン氏の発言は、ロシア政府が慎重に考えた上での内容を発言している場合が多いので、ロシア政府が何を考えて、どうしようとしているのかは分かると思います。
この点は、西側とは大きく違います。西側は、プロパガンダとフェイクばかりで中身が無いことが多いです。その典型がバイデンさんとゼレンスキーです。他にあるとすれば「願望」です。
ロシター 2024年12月20日
『プーチン氏「トランプ氏と協議し妥協の用意」、ウクライナ紛争終結巡り』
時事通信 2024年12月17日
『ロシア大統領とウクライナ停戦協議へ 「ベストを尽くす」ートランプ次期大統領』
トランプ次期大統領とは、ウクライナ停戦協議に臨む用意があるとの発言です。これまでは原則論だけを言い、「妥協の用意」とは一切言いませんでした。つまり、ロシアも本気で停戦交渉に臨むと言うことです。