2024.08.28
ゼレンスキーの謎認識、クルスク侵攻でポクロウシクへの敵前進が鈍化?
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/zelenskys-mysterious-realization-invasion-of-kursk-slows-enemy-advance-towards-pokrovsk/
ゼレンスキー大先生の面白い話は記事を読んでください。
戦況の方を書きます。
ここ数日、戦況図の変化を見ているとロシア軍は単にポクロウシクPokrovskの制圧だけを目標にしているのでは、ないようです。
そしてロシア軍は、他方面から移動させた追加の部隊を投入しているようです。だから戦力比は相当悪化していそうです。
2週間前までは、大きな貯水池の東(Vovcha Riverの東)のノボセレフカ・ペルシャNovoselivka PershaからメジョフMezhove方面の掃討を別の部隊が行っていました。
どうもその別動隊が、Vovcha Riverの西に来て川の西側を南に攻撃しているようです。
やたら南側もサクサク削っているのは、川の東側にいた部隊だと思います。
だからこの部隊はポクロウシクPokrovskは無視して、南側を攻撃しながら南下しているのだろうと思います。
攻撃方向が二つあって同時に攻撃しています。
ここで「欲深ロシア軍」の話が出てきます。
ポクロウシクPokrovsk方面を根こそぎ削ろうと考えているのだろうと思います。
控えめにポクロウシクPokrovsk制圧だけを考えているのでは、ないですね❓
ゼレンスキー氏のナイス・アシスト!のチャンスを生かすべく、ここら辺を全部削ることにしたのだろうと思います。
※ナイス・アシスト!⇒防衛部隊引き抜き、増援部隊なし、砲弾・ドローン供給制限など
南に更に下るとマリンカMar'inkaの大分西の方に行きつきます。ここら辺をマリンカの北のクラスノホリフカKostyantynivka方向から攻めると結構、ウクライナ軍の拠点が南北に連なっていて攻めにくいと思います。
ところがいまロシア軍は、クラスノホリフカから見ると北西方向のルートE-50を南に超えてメムリクMemrykを制圧したところです。
このまま更に南のハリツイニフカHalytsynivka~ヒルニクHirnykと大きな貯水池の北岸まで攻め下っていくと、クラスノホリフカKostyantynivkaの西にある攻めにくいウクライナ軍の拠点集落が、全部北側から攻略されます。
この付近は、東側からの攻撃に備えていると思いますので北からの攻撃には、もろいと思います。
こうして大きな貯水池の北岸まで南下するとクラスノホリフカKostyantynivkaの西側は、草刈り場(取り放題)になります。
そうしておいて貯水池の南にある要衝のクラホヴェKurakhoveを攻撃すると、攻撃しやすいです。
しかもそれだけでなく、更に南下を続けるでしょう。
だから多分ロシア軍は、ゼレンスキー・アシストを最大限活用してドネツク州は、ポクロウシクPokrovskから見て南の方を根こそぎ制圧しようと考えているのだろうと思います。
結構、マリンカMar'inka戦線の南の方でも西に向けて進撃を始めています。
一連のロシア軍の軍事行動が終わるころには、中部ドネツクから南部ドネツクにかけて相当な面積をロシア軍が制圧する事になりそうです。
今はまだポクロウシクPokrovskの危機的な状況が懸念されているだけですが、南部ドネツクにも大きなリスクが既に発生していると言えるでしょうね。
ゼレンスキー・アシストを生かしてロシア軍は、ビッグ・ボーナスをGet!するのかもしれません。
ゼレンスキー大先生は、この辺りのウクライナ軍の強力な部隊をかなり引き抜いています。
ロシア軍にとっては、美味しすぎる!ビッグ・ボーナスでしょう!
それを遠慮するようなロシア軍ではありません。
最大限、根こそぎ攫うはずです。
やっぱり、ゼレンスキー大先生はドネツク全部をロシアに譲渡する心算なのかもしれません。ウクライナ参謀本部を見ていると、この付近を防衛するための努力を全然していません。今いる兵力だけで防戦してダメなら、やむなしと言う考えなのだろうと思います。住民避難を急いでいるのは、それが理由だと思います。
仮にその心算がなかったとしても、結果としてそうなりつつあります。
戦争を早く終わらせるのなら、その方がいいのかもしれません・・・・・
しかし❓この辺りにいる地域住民やウクライナ軍は、堪りませんね❓
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27