ウクライナ中部にロシア弾道ミサイル、50人死亡 今年最多の犠牲者
By Olena Harmash
2024年9月4日午前 8:28 GMT+99時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/5RX7EIDKKRNRLNEB3WQNBSUTRQ-2024-09-03/
ロイターの記事は、まだ正確な方です。
<ロシア国防省の発表>
ウクライナ中部への攻撃、兵士と外国人教官が標的=ロシア国防省
By ロイター編集
2024年9月4日午後 7:22 GMT+917分前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/AUESZ3LZGFO2NFRO7RI6GOTA44-2024-09-04/
<日本のマスコミの最初の報道>
ロシアがウクライナ中部へミサイル攻撃、49人死亡・219人負傷…教育・医療機関被害
https://www.yomiuri.co.jp/world/20240903-OYT1T50176/
他のメデイアも全部、同じ内容です。
情報元が、ゼレンスキーのSNSだからです。
そのまま垂れ流しているから「教育・医療機関被害 」となっています。
サンケイ
https://www.sankei.com/article/20240903-TZQ2TTV4CZLHZO2IQSNNXOIDQM/
※詳しくは、この日記を読んでください。
ポクロウシクPokrovsk市街は、ロシア軍が砲撃中との情報<ウクライナ紛争2024/09/04
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/c2c330628ab73bae0c849d7f06d3714e
もう少し日本のマスコミは、調査するべきだとしみじみ思います。ゼレンスキーのSNSをコピペして記事を書くのは、フェイクニュースの拡散か「噂話」の垂れ流しと同じです。
航空万能論のコメント欄で単なる普通の人が、大体内容をコメントしていました。
その時、日本のマスコミは「与太話」を垂れ流していました。何も報道しない方が、余程マシです。
ロイターは続報でロシア国防省の発表を報道しました。
「ロシア連邦軍は9月3日、ポルタワのウクライナ軍第179共同訓練センターを精密攻撃した」
「(訓練センターでは)外国人教官の指導の下、ウクライナ軍の各部隊から集まった通信・電子戦の専門家や、ロシア連邦領内の民間施設への攻撃に関与した無人航空機の操縦士が訓練を受けていた」
※これを、Hara Blogがより詳しく記事にしています。
2024年09月04日14:00
ポルタヴァの通信部隊第179訓練センターへの攻撃について
https://hara.livedoor.biz/archives/52341141.html
2024年09月04日14:20
ポルタヴァ通信訓練センター 死亡したスウェーデン人教官はAWACS要員を指導
https://hara.livedoor.biz/archives/52341142.html
『さらに、スウェーデン人教官殺害に関する報道を背景に、ポルタヴァでの出来事はさらに興味深い方向に向かうかもしれない。なぜなら、納入が発表されたASC 890 AWACS航空機用のウクライナ人専門家の追加訓練の可能性がインターネット上にすでに公開されているからである。』
『ポルタヴァの訓練センターへの攻撃で、ひと際効果が大きかったとロシアの軍事アナリストの中で評価されているのが、ウクライナへの供与が予定されている早期警戒機の要員が失われたことです。』
『 ポルタヴァの通信部隊訓練センターへのミサイル攻撃で、多数のウクライナ軍人員に加え、スウェーデンからの外国人教官数人が死亡した。
ウクライナ軍の利益のために働き、スウェーデンの大学の一つで、故人である教官に師事した外国人ボランティア、ブリッタ・エルワンガーがこのことについて書いている。
2機のASC 890 AWACS航空機の供給を計画したのはスウェーデンであったことを思い出してほしい。その機内要員の訓練は訓練センターのプロファイルに対応している。』
これが軍事目標でなければ、何を軍事目標と言うのだ!と言うような重要軍事目標です。
スウェーデン供与する早期警戒機ASC 890 AWACSのスウェーデン人教官とウクライナ人が訓練生が攻撃対象です。
早期警戒機が実際に運用されるとロシア軍には大きな脅威です。
これを先に攻撃したところで、それは一つの軍事作戦にすぎません。
ウクライナとゼンレンスキーは、これを『教育施設や病院に対するテロ攻撃』と非難しました。
テロ攻撃どころか、ロシア軍の大戦果です。スウェーデン人教官とその指導を受けていた訓練生多数を撃破することに成功したのは早期警戒機ASC 890 AWACSが仮に供与されても、運用は大幅に遅れることになります。
それは、ロシア軍にとっては大きなメリットです。
そして実際にスウェーデン人教官がウクライナ国内に存在したことも証明されました。スウェーデンはNATO加盟国です。NATOがウクライナ紛争に関与している証明の一つです。
もちろん他にもアメリカ・イギリス・フランスなどが同様の人員を非公式に派遣しています。
アメリカ・イギリス・フランス+ポーランドは、これ以外に傭兵部隊や軍事顧問も送り込んでいます。
その活動は特にハルキウ北部戦線やクルスク戦線で確認されています。
※関連日記
権威あるメデイアが嘘を書くのは止めて欲しい<ウクライナ紛争2024/09/03
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e8ccfa1b5e73f2ac1a04f3b3b83d3340
ウクライナ東部でロイター通信スタッフ死亡 ホテルにミサイル攻撃
https://www.afpbb.com/articles/-/3535383
この日記で取り上げたクラマトルスクのホテルへのミサイル攻撃は、このような外国の傭兵や軍事顧問・教官を狙ったものだと思います。だから被害者数や国籍、職業は一切公表されていません。
ロシアがポーランドにミサイルを撃ち込むのを控えているだけで、いつでも交戦国と認定してミサイル攻撃を実行する正当性は、既にロシアにあります。
ロシアが、そうするつもりなら即時にポーランドは交戦国になります。
戦争を拡大したくないからロシアは、いまのところ静観しています。しかし、ロシアがそうしようと思えばいつでもポーランドを攻撃する正当な根拠をロシアが持っていることを忘れない方が、いいと思います。
こうやってNATO諸国がウクライナ紛争に人員を送り込んで関与するのは、いつでもヨーロッパ紛争に拡大するリスクが常にあることを認識するべきだと思います。
現在ですらロシアがポーランドのNATO基地をミサイル攻撃したところで、それは交戦国に対する正当な攻撃です。
NATOは、既にそのような根拠をロシアに与えてしまっています。
紛争を拡大するかしないかは、ロシアの腹一つで決まります。
そのような際どい情勢にあることをNATO諸国は、認識するべきでしょうね。
早期警戒機ASC 890 AWACSのスウェーデン人教官に存在したことは、ロシアがスウェーデン国内の生産工場に先制攻撃をかける立派な根拠になります。
ロシアがスウェーデンを交戦国と認定して今日、ミサイル攻撃をかけることも可能です。
NATOは、ごくごく慎重に行動しないとロシアが戦争を拡大する根拠を与え続けることになります。
ロシアが国力と戦力を考え併せてポーランド攻撃が可能だと判断すれば、いつでもポーランドにミサイルが撃ち込まれると思います。
今はロシアの方にそれほど余裕があるとは思えませんからロシアは静観しているだけです。
本当にヨーロッパ紛争に拡大するリスクを真剣に考えて欲しいと願います。
火遊びをしているとやがては火事になります。
さっさと停戦させろ!と言いたいです。
NATOが武器と資金を絞ればすぐ停戦できます。
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27