北都留森林組合blog

森林組合の毎日を日記でご紹介していきたいと思いますのでお楽しみに!

やまなしバイオマスネットワーク推進協議会設立準備会開催

2005年12月23日 | Weblog
12月22日(木)13:00~山梨大学キャンパスにおいて、「やまなしバイオマスネットワーク推進協議会設立準備会」が開催されました。
山梨大学工学部長の鈴木嘉彦氏の呼びかけに70名を超える方々が集りました。
山梨県各職員、山梨大学教授陣、学生、NPO、市町村職員、県議会議員、森林組合関係、企業など産官学民すべての分野から関心のある人々が集りました。

どんな集まりなのか、協議会規約(案)から少しご紹介します。

(目的)
地球温暖化等の環境問題が深刻化する中、持続可能な地域社会へのパラダイムシフトが強く求められている中にあって、山梨県の地域特性を生かしたバイオマス資源の活用に向けて、産官学NPOがネットワークを形成し、資源調査から、技術開発、また地域経済における地域産業システム等の研究開発を行い、もって山梨県における持続可能な地域社会形成に資することを目的とする。

(事業)
(1)ホームページやメーリングリストによる会員間の情報交換
(2)会員間の連携を促進するための交流会・イベンドの開催
(3)バイオマスに関する各課題を研究する分科会の開催
(4)会員が企画実施する、会員間の連携が必要なプロジェクトについてのサポート
(5)山梨県内におけるバイオマスタウン認定に関する事業
(6)バイオマスの普及啓発に関する事業
(7)その他、バイオマスの発展に資する事業

バオマス資源は、密度が低く広く薄く分布しており、集約できないといわれています。だからこそローテクとハイテクの結合による産業化で山村地域の雇用創出へチャレンジしていかなければならない!との思いでこの組織が必要だとの鈴木先生の言葉に共感しました。
公益性と収益性、公と個のバランスが大切だとの話あり。
また、①森林資源のカスケード利用 ②「安全」「健康」「環境」の一環の視点で
③コミュニティビジネス創出が視点として大切との話もあり。

スローセンター(スローはSLO Sustainable Liaison Organization)を設置しそこをハブとして産官学民が繋がっていくというイメージ図です。

活動資金の問題や会費等これから詰めなければならないことはまだたくさんありますが、可能性を非常に感じます。北都留森林組合も積極的に参加し、バイオマスを森林組合の新規事業として、可能性を追求してきたいと思います。

立ち上がれば全国初の産官学民NPOが参加するバイオマス組織の誕生となるでしょう!