凄いよ中村くん

今年の高校野球は凄まじかった。

とにかく打ちまくる。

長い甲子園の歴史で、68本という本塁打新記録も出た。

その中でも彗星のごとく現れた、広陵高校の中村くん。

一大会ホームラン6本を初め、打点など新記録を打ち立てた。

見栄えも良い。

なんというカンペキな選手でしょうか。

いったいどこのチームが中村くんを獲れるのか、ドラフトが楽しみだ。


そんな野球には興味がなく何も知らないうちの息子。

中村くんと同じ学年のうちの息子。

キビキビとした中村くんとは大違いの、いつもボンヤリしたうちの天然息子。


この前のこと。私が朝の報道番組で中村くんを見ていたら、うちの息子がいつものようにボーッとして起きてきた。ボサボサの頭で。


私が、

「広陵の中村くん、スゴいよねー！」

と興奮ぎみに言ったら息子、ボーとしてひとこと。


「え…工場の中村くん？」



こんな野球好きの母とは大違いのこの息子。



工場の中村くんて…





久々に似顔絵。






ついでにまたしても清宮くん。





あ、しまった。おっさんになってしまった。

古ーい病院に転院した婆さん

今日は姑の入院先の転院をした。

今月初めに入院したH病院へ戻るという転院。

H病院に1日から3日まで入院していたのだが、手術をしなければならない危険な状態ということで、隣町のK病院に回されていた。

K病院は建物も新しく、医療技術や設備も整っていた。おまけに姑の主治医が若くてイケメン。

そういう環境の病院に、姑は三週間入院していた。

お陰さまで姑は命を助けてもらった。

本当にK病院に感謝。

そしてこの度H病院に戻ることになった。

新しくてキレイなK病院から、もんのすごーく古くて汚いH病院に。

あ、汚いのは古いからしょうがないか。

K病院からH病院まで車で20分。

H病院へ向かう車の中で、姑は何度も「H病院に行きたくない」と呟いていた。

姑の夫、つまりは私のダンナの父親は、26年前H病院に入院中亡くなったらしい。

姑はその時のことを思い出してしまうと言う。

そうか姑、古い汚いだけならまだしも、辛い思い出があるなんて。

「でもねお義母さん、K病院は重症の人が入院するからしょうがないんですよ。軽くなった証拠なんですからね」

そう言って姑をなだめた。


私も行きたくないよ婆さん。



そしてH病院に着いた。


K病院の病室は4人部屋で広々していたが、H病院は6人部屋。狭ぜま。


まあいいさ姑よ、住めば都。慣れるさ慣れる。


そして私は看護師さんから入院に関しての説明を受けた。

その時、すーっと看護師さんの後ろを歩いて行った白衣の老人？


あ。


そうだった。あのちょっと老いたお医者さんは、H病院での姑の主治医だった。


ああ姑よ、主治医も若きイケメン医師から古い爺さん医師に変化したよ。


あ、H病院様、さんざん書いてすみません。
これから姑のことよろしくお願いします。