昨日の仕事中、4年生のYくんを強い口調で注意した。
注意というより、カッとなって怒鳴りつけた。
Yさんは、職員アイさんのお子さん。
アイさんは、現場では暗黙のリーダー的存在だから、何かと職員達はYくんに気を遣う。
だから暴言などワガママが過ぎても、誰も注意できないでいる。
昨年3月までの半年間だけ勤務していたキクタさんが言っていた。
「職員が自分の子供を職場に利用者としていれているというのが信じられない。他の施設を利用するべき」
キクタさんはキツい人だったけど、そのことについては同感だった。
Yくんは自力で歩けない障害はある。
だが発達障害があるわけではなく口は達者。今はだいぶやらなくなったが、低学年の頃は暴力もあった。
私もしょっちゅうパンチやキックをされたものだ。
でも言えば解る子だから、何度も注意したり教えたりしてきた。
でも私以外の職員は、Yくんに対しては甘々だ。アイさんが怖いのだろう。
私は別に怖くない。
ダメなことはダメ。ハッキリ教えなければ。
いくらアイさんの子どもだろうがハンディを抱えていようが、今のうちにキチンと教えるべき。それも児童指導員の仕事だと思っている。
だけど、
ちょっと昨日はマズかった。
私としたことが反抗的態度をされたことで、ついカッとなり、注意ではなく怒鳴ってしまった。
頭ごなしに怒鳴るのはYくんの心に良くなかった。
隣の部屋を担当しているアイさんにも聴こえていただろう。
帰る時、アイさんにしがみついて帰って行った。
昨日は家に帰ってからも気持ちが落ち着かず、職員のコウタさんにLINEをした。
コウタさんからはすぐ、
「Yくんは最近ずいぶん暴言や暴力が出て来たと思っていました。たかぽんさんは間違ってないですよ。自分も今後の対処法を考えたいと思います」
と返信が来た。
コウタさんはまだ25歳だが、誠実に仕事が出来る頼りがいのある若い職員だ。
同僚の男性職員ユウやササキがズルい上に仕事が出来ないため、今まで若いコウタさんに負担がかかり、ついに辞める様子があった。
だけどアイさんがそのことを上司に報告したため、コウタさんを引き止め、コウタさんに上の役職が付き、コウタさんは引き続きここで働くことになった。
コウタさんが辞めないで良かったけど、
そう思う反面、将来同じような施設を起ちあげ経営する目標があるコウタさんは、ここに留まっていてはいけないなと思う。
私は複雑な気持ち。
まあ、コウタさんの人生だ。
私があれこれ考えたり、とやかく言うことでもない。
この仕事、とてもやり甲斐のある、私の職歴でおそらく最後の職業になるんだろうなと、そう思っているんだけど、
実は最近ふと、それはやっぱりわからないなあとも考えるようにもなった。
疲れてきたのかな。
今日、フラッと本屋さんに入って、気になる本を2冊買った。
パラパラと立ち読みで済ませようとしたけど、なんかじっくり読みたくなって購入。
特に「60歳すぎたらやめて幸せになれること100」がチラッと中を見たらけっこう興味深かった。
まだ60になってないけどほぼ60みたいなもんだから。
読んだ感想などまた今度にでもね。