私の母、私も母

2024年05月18日 | 日記
先日は、また実家の母の元へ行って来た。

でも、今回夜は母の部屋ではなく隣の部屋で寝た。

普段泊まる時は一緒の部屋で、夜中に何度も排泄やらとりとめの無い用事やらほぼ私を眠らせてくれない母。

だからか母は、

「同じ部屋じゃ寝れないだろうから、今日は別の部屋で寝て」

と筆談してきた。

同居の家族達の話だと、排泄は夜中に自分でパット交換してるとのこと。

それでも私は母が夜中に自分一人でやってるのは心配で、

「来た時は私が手伝うから一緒に寝るよ」

と言った。

すると母は眉毛をひそめて『大丈夫』というジェスチャー。

「じゃあ隣の部屋で寝るから、何か困った時はスマホを鳴らしてね」

と言って隣の部屋で寝た。

その1時間後、隣の部屋から母の声が。

「あー!あー!あー!」

飛び起きて行ってみると、両手を私の方に差し出し、「起こして」のジェスチャー。

え、こんな感じなのに一人でどうやって過ごしてるんだろうと思いつつ、母を起こして座らせた。

「どうしたの?」と聞くと、さっきまで騒いで大声をあげていたのに、まるで我にかえったように静かになって私を見た。

「寝る?」と聞くと、うなずいて、また何事もなかったように横になった。

呼ばれたのはその時だけで、あとはまったく呼んでこなかった。

明け方にトイレに起きたついでに母の部屋を覗くと、母は自分でどうにか頑張って起き上がったようで、ベッドに座り本を読んでいた。

その姿を見て、なんだか涙が出そうになった。

今までなら夜中に私を寝かせてくれず、頼りすぎるくらい頼って、そしてイライラをぶつけてくる母。

もう迷惑をかけたくないという気持ちだったんだろうけど、辛い病気なんだからそんな気を遣わなくても…

母が可哀想で本当に悲しい。


翌日、車で母を週1で通うデイサービスに送った。

実家の家族が母をデイサービスで通わせることは、私は疑問だった。

ただの高齢者ならまだしも、ALSの母をデイサービスに行かせるのは何かと可哀想過ぎて…

デイサービスといえば、皆で歌ったり体操をしたりゲームをしたりして過ごすのが定番。

母は歌うどころか喋ることも出来なくなったし、体操やゲームをする体の力も無い。

デイサービスに行っても母は辛い気持ちになるだけだと、私もそして私の妹も心配だった。

実際母はどういう想いで行っているのかわからないけど、送る時、少なくても楽しい気持ちには見えなかった。

やるせないような気持ちで母を送った後、母の部屋を掃除して、私は自分の家に帰って来た。


こうして離れていても、いつも母のことを考えている。


そんな中、昨日、なんと息子から可愛らしいカーネーションが送られて来た🌸



「送るの遅くなってごめんね」の方が「ありがとう」より目立つカード。笑


ついこの前母を見て涙が出たけど、昨日は息子から花をもらって嬉し涙が出た(;_;)

実は息子から花をもらうなんて初めてのこと。

ていうか母の日のプレゼントってもらった記憶が無い😅


社会人になって離れてみて、少しは私を想うようになってくれたのかな😁


息子から励まされた気分。

母のことはあるけど、少しは明るく元気でいないとね!














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