このしおりは、きつつき工房のサイトに型紙があります。
沖縄・辺野古での米軍基地建設準備が強行され、サンゴ礁が破壊されています。
私は、そもそも新たな基地建設自体が不要、というかむしろ有害で、普天間基地は無条件で即時撤去すればよいと考えていますが、基地を必要とする立場であっても、住民の意向を無視していいということにはならないはずです。
沖縄の人たちは、昨年1年間だけでも4回にわたって辺野古への基地建設に反対の意思を示してきました。名護市長選、同市議選、沖縄県知事選、衆議院選挙の沖縄1~4区すべてで、基地建設反対の候補を当選(市議選は過半数)させてきました。これ以上明確な民意はありません。地元名護市も沖縄県全体も、辺野古に基地をつくるのはいやだという意思を表明しているのです。
それを無視して、基地建設を強行するというのは、民主主義の否定以外のなにものでもありません。地方自治、国民主権という憲法上の原則を無視するということです。仮に新しい米軍基地が必要だと考えるとしても、辺野古以外にするというのが当然でしょう。あの原発だって、形式上は「地元の合意」がなければ、建設できないし、再稼働もできないのです。その地元の合意がないのに、なぜ基地建設を強行しようとするのでしょうか。
アメリカの意向には逆らえないという属国としての日本政府の卑屈、沖縄県民の意思表示は軽く扱ってもいいと思っている本土政府の傲慢によって、海が埋められ、サンゴも魚も海草もジュゴンも絶滅に追いやられようとしています。
しかも、工法がおよそ乱暴で、工区の外で巨大なコンクリートブロックを無造作にサンゴ礁の上に投げ込んで、サンゴを押しつぶしているのに、工事を進めている防衛局は適法だとしらを切っています。
事態は切迫しています。ともかく工事をいったん止めさせなければなりません。そのうえで翁長知事の権限で合法的に工事をやめさせることが必要です。それは可能です。
地元、沖縄の人たちを、本土からもできるだけ応援します。
辺野古のサンゴ礁、ジュゴンを守れの声を広げましょう。
ひずみ庵の別館(ブログ)に、トップページへのリンクを付けてご紹介させていただきました。
ハマサンゴに集うクマノミたちの綺麗な写真が、中日夕刊に載っていました。
一部の人間の暴力でこの美しい海がどれほどのダメージを受けるのか・・・許せないと思いました。
巨大なコンクリートブロックでサンゴが押しつぶされている写真がすでに報じられていて、心が痛みますね。
工事の一時中止を要請する県に対する政府の対応はひどい。もう決まったことだとして、知事と会おうともしない。
国民として、本土の人間として、これほど沖縄県人を軽んじる政府が恥ずかしいです。