太宰府木うそ保存会

木うその技術伝承と原木育成を目的とした会です。木うその歴史や会の活動内容などを紹介します。

令和3年(2021)1月7日の鷽替神事

2021年01月07日 | 太宰府天満宮の鷽替神事
雪がちらつく令和3年1月7日。
毎年大勢の参詣者でにぎわう太宰府天満宮ですが、今年の1月7日は静かな夜となりました。


午後5時から太宰府天満宮余香殿2階に設定された木うそ授与所で木鷽を購入しました。


今年は初穂料1,500円。
初穂料を納めると、まずはおみくじをひとつ選び、大吉が当たると鷽替神事に参加することが
できるという仕組みになっていました。

今年も新型コロナウイルスの感染予防対策が必要で、木うそ授与所に入るとすぐに体温計測や
アルコール消毒などが徹底されていました。

私(広報部鳥)がおみくじを引くと大吉でして、3回行われる鷽替神事の1回目に参加できる
ことになりました。


午後6時前に、鷽替神事参加者一人ひとりに白い手袋が配布され、一人一体ずつ木鷽を手に
取り、絵馬堂へ移動しました。

1回の参加者は15名。例年と違い、15名に一人の高確率で金鷽が当たります。


進行役の神職さんにより鷽替神事が始まり、「替えましょ、替えましょ」の掛け声とともに、
参加者は約3分ほど木鷽を交換し合いました。

今年の当たりは「臥牛」、「色玉垣」、「ぬさとりて」でした。

太宰府木うそ保存会からは3名が鷽替神事に参加しましたが、高確率だったはずなのに、今年は
金鷽当選者はでませんでした。

コロナ禍で様々な神事が中止や延期になる中、形を変えながら続けていく神事の姿も残していく
べき、地域の歴史だと思いました。
同日に開催されている鬼すべ神事は午後3時に神事のみ斎行されました。


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