妖怪大魔王・コバ法王日記

オートバイを分解して磨き、正確に組み立て独自理論でラインを探り、ストップウォッチと頭脳で感性を磨き、日々の想い語ります

昨日(7/10)も、フィールドワーク

2019-07-11 21:41:17 | 日記

以前から気になっていた店へ、
事前に了解を取り付けておいた店へ、
昨日(7/10)、訪問した。  

午後、到着してから、
たっぷりと 1時間30分余り、
車両の殆どをカメラ(SDメモリ)に収めた。  

枚数にして約 450 枚。
その為か、すっかり店の方に顔を覚えられ、
最後は見送りまでして戴いた次第。  
 

  
ニュートラルで、癖が少なく、
じゃがいもポタージュの乗り味と知っていたけど、
エンジニアの歴史と創意の細部が味わえた。  

お蔭で、日本車には無い、
独特の設計哲学や頑固さも確認でき、
国民性が改めて好きになった。  

実は、四輪車は好きではないが、
このメーカー、二輪車は結構好きである。
が、変更・維持費を考えると  ・・ でもある。
  

 

(掲載した画像の車両名、わかりますか?)


『 まけて ください 』

2019-07-07 00:17:51 | 日記

僕は、買い物をする時、コンビニでもスーパーでも、
必ず レジの店員さんの目を見て言います。
 
     「 まけて ください 」と
  
何故って、話がしたいのと、相手を “ 人 ” として扱いたいからです。
でも、レジスターは冷酷です。
本部のサーバーと直結していますし、カメラで録画もされています。
    
   「 50銭 でもいいから 」と言って粘っても、絶対ダメでした。

  

 
 
ところが、今日、奇跡が起きました。
スーパーのレジは 405 円 と表示されている中、
「 まけてください 」 と、若い女の人をじっと見つめて言ったら、
  
     「 はい、403 円 です 」!

2円! 安くしてくれた。
いや、レジ袋 無しの代金でした。

 

 

・ ・  明日も、がんばります !


  
* * * * * * * *
  

世の中のコト、色々と自動化が進みます。
電話交換手 の 人が居なくなり、
車掌さんや、切符改札の人が居なくなり、
企業の受付窓口の人、銀行窓口の人も少なくなりました。

自動ドアが当たり前になり、ドアの開閉マナーが薄れ、
エレベーターの普及で、階段での荷物助けを見かけなくなり、
見知らぬ人同士、助け合いする光景も少なくなりました。

そんな変化を嘆くつもりは、全くありません。
世の中が変わるのは、当たり前の事です。
ただ、心配なのは、人の熟成の機会です。

人がやっていた仕事を機械が行ない、
僕達は、人ではなく、機械と無言の会話が増えています。
人と接して、人との付き合い方を学ぶ機会が、
自動化によって奪われているコト、忘れてはいけません。

 

* * * * * * * *

 

近い将来、自動運転の車が多く占めるでしょう。
今までなら、進路を譲り合い、手で軽く会釈を返し、
お互いを尊重し合う交通社会を作るコトが出来たのに、
近い将来、期待さえ出来ない社会になります。
 
便利さ、安心を追い求めて変化するのは当然です。
しかし、それに流され、大切なコトを失ってはいけないでしょう。

人は人と接してこそ、真の成長をするものです。
どんな時でも、人と接するのが愛であり、
そんな愛に溢れた社会で、生きたいと願っています。


 


トラと英国娘、父の形見

2019-07-06 02:15:31 | 妖怪ガレージ、奮戦記

       トラは、僕の愛車 トラ君の事。
       そんなトラとの付き合いと、
       今は亡き父との繋がりを、徒然なるままに。   
 

『 うちのトラは、1/4・英国娘 』

トラ君は英国車、一般名は トライアンフ ストリートトリプル だ。
 

  
トライアンフ社は、1960年代から1970年代にかけて、世界を席巻した有名な
メーカーだったけど、1970年代以降、日本車に世界的なシェアを奪われて、
1980年代に一旦工場閉鎖の憂き目に遭っている。
1990年代に復活してからは、安定した品質と世界的シェアを誇る日本製の部品を
多く採用する事になった。  
    
その為、ドイツやイタリア、アメリカのメーカー製品とは異なり、
車体各部の作りは “ 日本品質 ” になっている。
BMWやドゥカティ、ハーレーが、独特の “ 匂い ” を感じさせる、“ 純血種 ”
だとすれば、トライアンフは “ 殆ど日本の英国娘 ”  1/4(クォーター)だ。  
   
その為か、 彼女、1970年代・英国からの“形見”を引き継いでいた。
  
 

『 車検と彼女の “形見” 』
  
1/4・英国娘 だからと言って文句がある訳ではない。
英国製らしく、触るのが好きなエンジニアが設計した痕跡が車体各部にある。
そんな、日本製には無いチャームポイントがあるから、惚れて一緒になったのだ。
   
たけど、時々、困らせてくれる事がある。
今回、困らせてくれたのは、ボルト・ナットの規格だ。    
    
1990年代に復活した際、採用した補機類も日本製(ブランド)が多く、
自然とボルト・ナット類も【 ミリ規格 】を採用していた筈だった。
しかし、車検の際に、光軸調整をしようとしたら、たった一カ所だけ、
1970年代、英国では主流だった【 インチ規格 】のナットが使ってあった。   
   
通常使用している【 ミリ規格 】の 14 ミリ ソケットでは小さ過ぎて、
17ミリ ソケットでは大き過ぎる。
そこで、プロ用ホームセンターへ工具を買いに行く事に。
ナットの 二面幅は 9/16 インチ か? 5/8 インチか? 
けれども、 ホームセンターには 【インチ規格】のソケットは無かった。
   
9/16 インチなら 約 14.3 ミリで、 5/8 インチなら 約 15.9 ミリ で、
商品棚には 15 ミリ と 16 ミリ のソケットがあった。 
普段なら間違っても買わないが、今回は暫定処置、
取り敢えず 15 ミリ のソケット だけを購入した。
   

  
   

『 父の形見と英国娘 』
   
購入した ソケットを 懸案のナットに合わせてみると、
ほんの少し大きいけど、使える。
二面幅が 1/2 インチ の相手に、13 ミリ の工具を使う感触とよく似ている。
    
と、ここになって、ツールキャビネットに納めてある「父の形見」を思い出した。
40年程前、父が現役で使っていた、差し込み角 1/2 インチの ツールセットだ。
父から譲り受けて、僕は常に車のトランクに入れていた工具セットだけど、
9/16 インチ や 5/8 インチ のソケットも入っているのだ.
   
  
日本は、1910年代以降、フランスやイギリス、ドイツなど工業先進国の
自動車技術の導入を図り、KD(ノックダウン)製造や複製製造を進めた。
その影響は、戦後の日本には数多く残っていて、
当時、導入した【 インチ規格 】の車両も数多く残っていた筈だ。
  
戦後、戦地から復員した父は、軍隊時代の経験を活かして、
自動車整備を仕事とする会社を立ち上げたけど、
きっと、当たり前の様に、そんなツールセットが必要だったのだろう。
  
そう言えば、そんな父にも イギリス と縁があった。
出征先のビルマ(現在の ミャンマー)で、
戦闘機:スピットファイヤー から、熱い機銃掃射を受けた事があったとの事。
あの英国娘も、きっと【 インチ規格 】なんだろうね。
 

   
ここで、スピットファイヤーと書いて思い出した。
  
復活する以前の トライアンフ社、自動車の製造販売もしていて、
スピットファイヤー」という 2座オープン・スポーツカーを作っていた。
きっと、それも【 インチ規格 】の 純・英国娘 だったろうね。
 
 
 


新コラム・『 足とオートバイ、安全の関係 』 掲載しました

2019-07-04 23:02:48 | 整備&セッティングの基本・妖怪講座

先日、見学で訪問したライディングレッスンの会場で、担当されていたインストラクターさんの一言が耳に残り、安全なライディングを実現するために、メーカー責任を考察したコラムです。

ぜひ一度、ご覧ください。

【 足とオートバイ、安全の関係 】
http://gra-npo.org/lecture/bike/foot_and_pedal_size/foot_and_pedal_size_1.html


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オートバイは、ライダー自身や他者に対して凶器となる乗り物です。それを未然に防ぐには、適切な操作技術、正しい整備を行なう以前に、身体に合った車両である事が重要です。車両メーカーと販売店は、それに必要な情報を提供し、注意や警告の義務を負っていますが、充分に行なわれず、オートバイの評判を下げています。

In order to prevent accidents, it is important to be a suitable vehicle for your body before performing proper operation techniques and maintenance.Vehicle manufacturers and dealers are required to provide the information they need, and are obliged to be careful and warned, but they are not done enough to reduce the reputation of motorcycles.