妖怪大魔王・コバ法王日記

オートバイを分解して磨き、正確に組み立て独自理論でラインを探り、ストップウォッチと頭脳で感性を磨き、日々の想い語ります

秋を求めて走りました、丹波笹山の旅

2013-11-25 20:23:27 | 自転車で行くと ・・

まだまだ 11月。

広い日本の中では、もう初雪の季節になっている地域もありますが、
幸いな事に こちらではまだ白いモノは降っていません。

となれば、自転車で“秋”を満喫に行かねば!なりません ♪

という訳で、先週末は 六甲山を超えて北上した地区
丹波笹山へ脚を伸ばしてきました。

とは言っても、六甲山へ登頂して超えていては秋時計、
とても日暮れまでに辿りつけそうにもないので ・ ・
( 健脚の人は別ですが ・ ・ ・♪ )
神戸電鉄に乗って三田(さんだ)駅までは輪行の旅です。


やはり自転車は良いですね。
オートバイや車だと、途中で見過ごしてしまうような景色にも、
しっかりと“秋”を感じられるのですから。

いやいや、小さな“秋”だけではありません。
オートバイでは感じられないような、小さな小さな“坂”も、
自転車だとしっかりと感じてしまうのは、いつもの事ですが ・・ ♪






腰が痛い

2013-11-22 22:24:16 | 日記
腰が痛い。

今朝、通勤途中、歩道に駐められたオートバイが倒れていた。
ガソリンは漏れてないけど、アメリカンバイクだ。
きっと、重い。

でも、起こさなくては。
近くに停車しているバスの乗客、見ている気配。
下になったハンドルとリア周りに手を掛けて、
スムーズに、一気に起こした。

電車に乗り、降りるまでは大丈夫。
でも、立ち上がった瞬間に、腰が痛い。

これって、オートバイに頻繁に乗れってコト?
それとも、もう 辞めなさいってコト?

オートバイには、もう随分乗っていない。
でも、明日は、自転車で丹波篠山へツーリング。

あァ、腰が痛む。


フロントフォークは、ゆがんでいる

2013-11-20 20:13:32 | 整備&セッティングの基本・妖怪講座


まず最初に言っとく。
「 ほとんどのオートバイのフロントフォークはゆがんでいる! 」 のじゃ。

だから、まず間違いなく、キミのバイクのフロントフォークもゆがんでる。


【 長年の経験 】

ワシは、「 セッティング講座 」 を 長年に亘って開催している。
セッティング講座でなくても、レッスンや走行練習会なども 数多く開催して
おって、要望に合わせて 多くのオートバイのフロントフォークを見てきた。

それも、ただ見たのではなく、フロントフォークのゆがみを測定してきた。
だから、そんな数多くのオートバイのゆがみを測定した経験で、ほとんどの
オートバイのフロントフォークはゆがんでいる!と言っているのじゃ。


【 ゆがんでいるとどうなる? 】

で、皆も疑問に思うじゃろ?

「 フロントフォークがゆがんでいると どうなるの? 」 とか
「 ほとんどオートバイがゆがんでいて普通に走っているなら、問題ないじゃん 」・・・と。


喝!

問題があるから言っておるのじゃ。

ゆがみと言っても、ほとんどの場合は大きなゆがみじゃあない。
だから、前に進む、止まるという事には大きな問題は無いだけじゃ。
でも、乗っている人(アンタ)は小さなゆがみでも感じている筈なんじゃ。

○ 停止直前にハンドルが片方に少し切れる
○ 停車しようとすると どちらかに少しずれて止まる
○ 発進すると、左右どちらかに少しずれて進もうとする
○ 右のコーナーと左のコーナーの どちらかが苦手だったり怖く感じる

さあ、上の様な症状のどれかは誰でも感じた事がある筈じゃ。
これらの症状の原因は オートバイの車体のゆがみだと言える。
その中でも、フロントフォークが原因の場合が大半なのじゃ。



【 なぜ ゆがむのか? 】

もう一度言っておくが、ほとんどのオートバイではゆがんでいると断言した
根拠は、購入直後の新車でもゆがんでいるからなのじゃ。

購入してから年数が経ったオートバイや中古車、そして事故修理車だけが
ゆがんでいると思っとったキミ、それが現実なのじゃ。

では、なぜゆがんでいるか?を説明しよう。
それは、新車の組み立て時には フロントフォークのゆがみを測定しないし
修正もしていないからじゃ。

かと言って、オートバイ販売店でもフロントフォークのゆがみは取らない。
逆に、オートバイを搬送・移動させる際にゆがみを増やしているのが現状だ。

見た事は一度くらいあるじゃろ。
トラックの荷台にオートバイをサイドスタンドを出し、進行方向に対して斜めに
してロープやバンドで固定して搬送しているのを。

実は、あれは確実にフロントフォークをゆがませてしまう固定方法なのじゃが、
その後で ゆがみを無くす作業もせず、そのまま新車も販売しているのじゃ。


【 ゆがみってどこが? 】


「ゆがむのは、フロントフォークのどこが?」と 思ったキミは 良いレスポンスだ。

一番 ゆがみやすくて、その弊害がでやすいのは、2本のフロントフォークが
平行に整列していない事じゃ。

決して、フロントフォークが曲がっているのじゃなく、2本あるフロントフォークの
関係がゆがんでいるっていうコトじゃから、誤解の無いように。

2本あるフロントフォークを、正面から見た場合 と 横から見た場合、どちらとも
それぞれが平行になるのが本来の状態じゃが、そうなっていないんじゃ。

一部、レースの世界からの知識で、正面から見た場合の平行を出す整備作業
を行なっている場合はあるが、操縦性に問題が発生しやすい横から見た平行
のずれは修正しにくのじゃ。

本当ならば、きちんとフロントフォークに平行度測定装置を取り付けて測定と
修正作業を行なわなくては、オートバイは実にイヤな動きをするのじゃ。

でも、乗っている人間は、間違ってもオートバイが変!だと思わず、
「 まだヘタなのか? 乗りこなせるように上手くなりたい 」 などと考えるものじゃ。

でも、言っておく。
オートバイが乗り難いと感じたら、それはライダーの問題ではない。
オートバイが悪いと思う事じゃ。

これを身近な例で言えば、料理に使う包丁でも同じじゃろぅ。
切れにくい包丁は 料理する人の腕の問題というより、包丁の問題なのじゃ。

オートバイの場合は 包丁の場合よりももっと多くの部品の組み合わせじゃ。
じゃから、その中の一つの部品の調子が悪くても全体の調子が悪くなるし、
組み合わせる時に正しい位置になっているかどうかを確認していないなら、
組みあがった後で本当に正しい性能を発揮できるとは言える筈はないのじゃ。

そして、オートバイと人間を結びつけている装置の中では、ハンドルが一番
多くの情報を、一番敏感に感じやすい手を通じて人間に伝えとる。

そこじゃ! ハンドルは フロントフォークとほとんど直接接続しているから、
フロントフォークのゆがみは乗っている人間が一番感じやすい事の一つなんじゃ。


【 どうすればよい? 】

じゃあ、どうすれば良いか?じゃが、これは 簡単では無い。

一つは、ゆがんでいるという事実は業界を含めて多くの人が認識しておらん。
二つめは、認識されていないから、その整備方法を多くは知らないからじゃ。

でも、ワシは慣れとるから、オートバイが右に左へと曲がるのを見ただけで、
どっちにフロントフォークがゆがんで(ねじれて)いるか分かる。
もちろん、そのオートバイの乗ってホンの少し走ればわかる。

じゃが、ゆがんでいる事を知らなかったり、ワシの言う事が信じられんもんには
わからんのじゃ。哀しいのぅ。

だから、ワシは セッテイング講座を開講して解説していこうと思っとる。

Webサイト上でもするし、希望者には 実際の車両を使っての実地講座を出張も
アリでするから楽しみにしといてほしい。
そして、その中で、ワシが使っているゆがみを測定する道具・“妖怪棒”を紹介
するので、皆も参考にして欲しい。



では、待っといてくれ。


<追伸>

・・待ちきれん者には、ワシが今まで開いてきた 「 セッティング講座 」 の
リポートを見るコトを勧めよう。 その記事の中の写真から何かつかめると思う
し、参加者の感想文を読めば フロントフォークのゆがみを取ったらどんなに良く
なるかがわかるじゃろう。

セッティング練習会・開催リポート
セッティング練習会・参加者からの感想文










空気圧の大切さ

2013-11-12 19:24:44 | 自転車で行くと ・・

オートバイに乗る時には、必ず毎回、タイヤの空気圧をチェックするのは当然。
なぜなら、タイヤこそ一番大切な部品で、タイヤは空気圧が一番大切だからだ。

でも、自転車のタイヤの空気圧の大切さには無頓着だった。
ハンドタイプ(40㎝ ほどの棒状)の自転車専用の空気入れで目一杯で良いと思ってた。

ある日、自転車に乗る友人の所へ行った時、空気を入れられてしまった。
「 小林さん、こんなのじゃあ足りないヨ 」 と言って、フロアタイプの空気入れで。

お蔭で、路面の小さな凸凹をしっかり拾い、乗り心地は悪くなった。
でも、断然、直進安定性が良くなったし、軽く前に進むようになった。

最初はちょっと恨んだが、今では友人に感謝である。
そこで、早速に フロアタイプの空気入れを購入した。


それにしても、自転車の空気圧の単位は色々とあって面倒だ。
「 psi 」 ・・ ( プレッシャー スクエア インチ )
「 kpa 」 ・・ ( キロ パスカル )
「 bar 」 ・・ ( バール )

「 kgf/cm2 」 に慣れ親しんでいる身には 少し分かり難いけど、
今履いているタイヤで僕の体重では、7.5 ~ 8.0 kgf/cm2 と高い圧力だ。

でも、これで 山登りは楽になるかな ・ ・ ・ ?



自転車で、六甲山に登ってきました ♪

2013-11-06 21:58:31 | 自転車で行くと ・・

先週の土曜日、自転車で六甲山に登ってきました。

小豆島を自転車で走った時、山登りの感触に味をしめて(?)、
一番身近にある山・六甲山に、自転車で登る決意を固めて、
待つこと一週間。 待望の山登りでした ♪

六甲山へ登る道は幾つかあるけれど、
六甲山山頂のほぼ真南に住む僕にとって登る道は一つだけ。
真正面から登る道、[ 表六甲ドライブウェイ ] です。

午後 2時、いよいよ、標高 70m の地点から登り始めましたが、
その ドライブウェイの入り口までの道程の厳しかった事 !
何百回もオートバイで気軽に登っていた同じ道が、
あんなにも厳しいなんて、想像以上の苦しさ。
心臓バクバクに溜まらず、標高 200 m付近で半分ギブアップの小休止。


・・と、 落ち着いてから、自転車のギアを見てみると、
一番軽いギアで登っていたつもりが、三段目になっている !?
途端に、急に元気が湧いてきて、登り再開です ♪

途中、休み休みながら、ようやく 表六甲ドライブウェイに入る。
登る途中で知り合った、新大阪から来て同じく六甲山に自転車で
登っていた若い彼、道端に座り込んでしまっている。
「じゃあ、お先に!」 簡単に挨拶を交わして、そのまま登り続ける。

登り道の平均的な勾配は 5度前後で、少し厳しい所で 10度弱。
ほんの少し勾配が強くなるだけで脚にくる。 脚で勾配が判る。

後ろから来る車に気をつけながら、邪魔にならない場所を選び、
左端にある標識や壁をつかんで休憩タイム。
意地でも、サドルから腰を降ろさずに休む。
いや、勾配のきつい坂だから、降りると出発が難しくなるからだ。

街中の道をひたすら走る時には、ドロップハンドルを付けていない事もあり、
ロードバイクに乗る人(本格的な装いの)から見向きもされないが、
不思議なもので、登坂中には会釈がお互いに出る。
きっと、坂道の辛さがお互いに分かるからだろう。


途中、展望台で自転車を降りての休憩をする。
観光客に混じって、銀のベンツで乗ってきたお爺さん、
トランクから取り出したバケツと “火ばさみ” で ゴミ清掃を始めた。
思わず一緒になって、吸い殻や空き缶などのゴミ拾い。
斜面に足を採られてすべり落ちながらの 15分。
その間の観光客は誰も タバコ吸わず。
捨ててもイイけど、捨てた数以上に拾えば、地球はキレイなのに ♪

お爺さんに別れを告げて、再び登り始める。
頂上を見ないで、眼の前の 10m だけをクリアする事を繰り返す。
そんな 10m を繰り返していると、最後は いつか 見慣れた光景が。
ドライブウェイ終点の山頂横断道路に到達 !!


ようやく! 達成。
そうなると不思議なもので、大した苦労も無く登った気になる。
「 また、近い内に乗ってやろう!!! 」

でも ・・、また 辛い思いをして、あえぎながら登るのだろうね。