いつも、話題にしたい事は多岐に亘っている。
そして、話題の対象物によって、伝えたい内容や熱の入れている方向も違うから、受け取ってくれる方に混乱を招かないために、文章スタイルや発信者ネーム、ロゴを使い分けている。
例えば、伝えたい事がオートバイやモラルの基本に触れる内容であれば、文体はフォーマルでロゴは「GRA」で、レベルの高いオートバイについての事や趣味の話題であれば「妖怪」という具合だ。
しかし、話題にしたい事が多いので、その区分に時々悩む事が増えてきた。どちらとも分けられない話題が結構あるし、生まれようとしている。
だから、新しいロゴを作ってみた。
“隠し味”程度の付加物だけど・・・、気付くか? 意図が伝わるか? そして いつデビューできるか? 心配でもある。
先日、ネジの講義で勉強した知識を活かすため、オートバイ用のネジ(ボルト)を購入手配して、先ほど無事に届きました。
届いたボルトは、六角穴付ボルト(キャップボルト)、材質は クロムモリブデン鋼(SCM435)で、表面処理が クロームメッキ、強度区分は 高強度(12 . 9)という仕様です。
『 ボルトの常識 』
ボルトといえば、一般的な知識では「 部品が固定できてれば OK! 」というレベルだと思いますが、僕は性能を備えた【 機能部品 】だと信じています。 確かにボルトは、他の部品と部品を結び付けて固定する器具の一つですが、単に固定できていれば良いとは言えないのです。
それは、人と人とを結ぶモノ、例えば 電話やメールとか、お中元や配達業者、または婚約指輪や紹介斡旋業者などの品質が低い場合を考えると理解できるでしょう。品質が悪いと、人と人との人間関係が悪くなり、ギクシャクした関係になって、一緒に同じ目的の為に気持ち良く行動するのが難しくなるもの。
その事は オートバイの部品と部品を結びつけている「ボルト」の場合も同じ。 ボルト以外の部品には一切手をつけず、ボルトの整備の仕方やボルトの品質が変わるだけで、ボルト以外の部品たちの動きや性能が変化してしまうのです。 特に、フロントフォーク周りのボルトは 操縦性に大きな影響を与える部品で、そのコンディションや整備内容一つで気持ち良く乗れたり、不安で楽しめない乗り味にもなるのです。
僕の場合は、乗り味や操縦性を重要視しているので、フロントフォーク周りの分解・整備の頻度は高く、整備の度に細心の注意を払ったり、ボルトの定期交換をするなど、一番大切にしているボルトなので、講義で得た知識を活かして、新しい仕様のボルトを手配したのです。
『 ボルトはゴム 』
こんな事を言っても信じてもらえないでしょうが、ボルトはゴムひもと同じなのです。 例えば、荷物を固定するゴムバンドや輪ゴム、髪を留めるヘアゴム、洋服やソックス、下着に入っているゴムと同じ様に、「ボルト」も伸びて 物を固定しているのです。 伸びたゴムが元に戻ろうとする力で固定するのと同じで、締め付けで伸びたゴムが元に戻ろうとする力で部品を固定しているのです。ボルトの場合は、その力(張力)の事を「軸力」といって、この「軸力」を適切な大きさに整える為に 締め付けトルク を適切に管理する必要があるのです。
しかし、ゴムが何度も繰り返し使えば、“伸び”で元に戻らなくなるのと同じ様に、ボルトも締め付けても適切な「軸力」を出せない事は珍しい事ではありません。ゴムがその品質や使用頻度、加えた力の大きさによって“伸び”の出る時期が違うように、ボルトも品質や使用頻度、そして加えた力の大きさなどによって適正な仕事ができなくなる時期が変わるのです。
一見、ただのネジで、見た目が変わらなくても 本来の機能を発揮できずに オートバイの操縦性能や乗り味を大きく変えてしまうので、「ボルト」は大切な 【 機能部品 】 なのです。
『 どう変わるか? 』
今回購入したボルトは、VTR250 と トラ君 の2台のオートバイの、フロントフォークを固定しているボルト。 上ヨーク(トップブリッジ)と下ヨーク(通称:三つ又)、そして アクスル固定ヒンジ用のボルトで、全て 直径 8mm の M8 規格 、長さが 30mm、40mm、そして 45mm で、予備を入れて合計 26本が届いたばかり。
ゴムと同じ様に、交換してボルトを新しくすれば、オートバイの動きは変わる。しかも、以前とは違って、今回のボルトは新しい知識で選択したボルトだから期待している。 先ず、材質は SCM435 規格の クロムモリブデン鋼。 今まで、一部のボルトは ステンレス製に交換して使用していたけど、部品側の金属材質との相性を考えて、全てのボルトを “肌の合う”鉄に替えて、靱性の高い粘りのある操縦性を期待。
ボルトの“伸び”、つまり「軸力」の低下を防ぐ為に、強度区分「12 . 9」という強度の高いボルトを採用した。 強度とは、硬さと誤解されやすいけど、繰り返し使用しても劣化が小さいという強さの事。この強度のボルトを使用すれば、ボルトの性能の低下が抑えられ、オートバイの性能低下・変化も抑えられる筈だ。
また、ボルトの表面処理は、硬度と平滑度の高い クロームメッキだから、相手部品のボルト穴の肌を傷め難く、経年劣化が少なく、繰り返し分解・整備でも安心できる。
以上、いい事づくめだと期待しているけど、交換・装着はこれから。 また報告する機会があれば、是非、ご期待あれ!
昨日(4/23)、ネジの講義受講という貴重な機会を得ました。
講座の主催者は、池田金属工業(株)というねじの専門商社さんでした。
その講座の名称も 『 なるほど!ねじのおもしろ講座 』となっていて、講座内容も実際の作業やメンテナンス面でのアドバイスを、誰にでも理解しやすい様に実験も含めて優しく伝える工夫に満ちていました。
オートバイもネジを正しく扱えば、ほとんどの部品は分解・整備できますし、その乗り味や操縦特性、そして走行安全性を更に高める事ができますので、その講座内容には強く関心が惹かれ、主催者の方に特別に依頼して受講を許可してもらったのです。
実際に講座が始まってみれば、大学の工学部で金属塑性を研究し、ネジについては日頃からある程度は勉強していた私にとって、余裕で理解できる内容からアクセル全開にしても離されていく様な内容まであり、3種類の実験を目の前で体験できるなど、朝から夕方までの一日の講座では覚えきれない程に、これからの ネジの勉強に弾みとなる事ばかりでした。
最後に、この様な貴重な機会を与えて下さった 池田金属工業(株)の受付担当の方、そして 当 日の講座を担当して下さった講師役の方々には改めてお礼を申し上げます。
商社としての商売の一環とは云え、費用と人材をかけて日本各地で年間10回程開催されている活動(展示会を除き)には、ネジに対しての理解を深めて機械の正しい作動を確保する知識を浸透させ、ひいては利用する人々の安全を守りたいという精神が流れているのを感じざるを得ませんでした。
私達 GRA も、オートバイと交通社会という具合にジャンルは異なりますが、ネジの様に誰でも知っている様な事柄であっても、一つひとつ掘り下げて解説を行ない、オートバイをいつまでも楽しめる生活を過ごすための知識や情報を届ける活動の励みを受けた一日でした。
< 追伸 >
講座の翌日(4/24)、午後一番には、当日行なった 3種類の試験結果が 結果表、グラフ、そして考察も含めてメールで全受講者に届けられました。
重ねて 御礼を申し上げます。
NPO法人 GRA代表 小林 裕之
* * * * * *
個人的に一番関心が高かった内容は「トルク管理方法」でした。というのも、オートバイはネジの締め付けトルクに非常に敏感な乗り物だからです。
しかし、簡単に「トルク管理方法」と言っても、トルクレンチを使えばよい訳ではなく、ボルトに適切な“軸力”(張力)を与えるのが難しいのです。
適切なボルトの選択に始まり、ボルトの座面の管理、ネジ山の管理を行なう事が大切だと十分に理解しているのですが、それでもボルトに実際にかかっている“軸力”を計算で求めたり、“軸力”の管理の道は難しかったのです。
が、その理解と解明の知識とヒントを今回の講座で得られたのです。
ボルトの“軸力”は、以下の式で求められます。
【 T = K・F・D 】 ( T: トルク、 K:トルク指数、F:軸力、D:ボルト径 )
この中で悩みの種が“トルク指数”だったのです。今まで見てきた資料によって表現の仕方が異なり、T指数などとも表記して、一定の値をとらず、その指数の数値の根拠が不明だったからです。
しかし、今回の講座と講師役の方の説明から、材質や経験値などから求められてきた暫定的な指数だと、理解を一歩前進させる事ができました。
後は、実際のオートバイで、使用しているボルトの材質と径、母材側の材質、潤滑の有無などを要素に、“推定軸力”を探り出しての管理を試してみます。
これは、バンクシーにまつわるお話
もちろん、壊れたシュレッダーの事ではない。
ある国の首都、そこの公共物にラク書きが見つかった。
それを見た首長、「 バンクシーだ! 」と言い出した。
それを聞いたメディア各社、疑問すら持たず、
一斉に、展示会開催の話題で賑わった。
一番ひどいのは国営TV放送。
全国向け放送枠でローカル放送、いつもだけど。
喜んだのは バンクシー達。
ネズミや少女、風船をモチーフにすれば良い。
私鉄電車に描いたら捕まるけど、
公共物なら良いに違いない。
立派な民主国家も、市場価値や人気で動かせると、
世界中のバンクシー達も、喜んだ。
今日は、久し振りに外出した。
大阪・梅田へ出て、メインの目的地は歯科医院、抜歯した。
昨年、8月には 奥歯が縦に割れている事わかってたけど、
億劫になって、伸ばし伸ばしにしていたコトだった。
一度、外出すれば、色々な所へ行きたいモノ。
以前、勤務していた会社が入っていたオフィルビル、
1F のタバコ屋の御姐さんとは、「 元気しとん? 」と会話が弾み、
黒と赤のベストのデザインを進めてもらっている洋服屋さんでは
「 10月までペンディング 」と言いつつ世間話。
行きつけの FANCL、阪神百貨店内のテナントの次に大阪駅隣接の三越店内、
そして阪急百貨店内のテナントへと顔を出す。
帰りの電車内では、20代半ば カップルの長髪男性へ
「 兄さん、電車の中ではやめようや 」とスマホ会話を注意した。
結局、外出する時には人に会い、人と会話をするのが目的で出ているみたい。
今日も、新しく名前を覚えた人が 5名、名刺渡した人が 1名、
社会問題啓発用の画像撮影が 5枚。
帰着駅下のスーパーで買い物して、レジ姉さんへ 「 儲かりまっか? 」と会話した。
駅からの帰路、横断歩道で交通誘導している 年配のお兄さん、
僕に視線向けて「こんにちは」と挨拶くれた。
ちょっと疲れたけど、さあ、これからが本番、仕事だ。
眠くなるまで、文章、レイアウト、企画を進めようか。