妖怪大魔王・コバ法王日記

オートバイを分解して磨き、正確に組み立て独自理論でラインを探り、ストップウォッチと頭脳で感性を磨き、日々の想い語ります

次の世界は “ 世界市民 ” を待望す

2020-10-31 11:10:42 | 人として生きたい

画像はデモ抗議者たちに対して、警察が催涙ガス弾を発射した様子です。
   

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【 画像出展元・RT Website 】 

https://www.rt.com/news/504983-paris-lockdown-protest-tear-gas/


  
しかし、これは香港でも、タイでも、ベラルーシでも、ナイジェリアでもありません。 昨夜のパリでの出来事です。
フランスでは、政府への不満が大きくなる度に、デモ抗議と警察による催涙ガスは再三報道されていますが、今回は新型コロナウイルス禍への対策への不満が直接の原因のようです。政府が今年二度目となる厳しいロックダウンを全国に政府が発令した為、生活への大きな負担を今年2度も強いられる国民たちの反発の大きさがわかります。
 
1度目のロックダウンで、最も経済的負担を強いられたのは経済弱者の人達で、その不満は移民・難民・異宗教信者へと向き、その中で 不満を抱いたイスラム教徒によるテロ行為の続発した事から、移民政策を国税を使って進めている政府への不満が重なっている事は容易に推察できます。
 
既に、ドイツ国内でも同様な動きが報道されており、恐らく、西欧から東欧・ロシアにかけて更に暴動の頻発や政情不安が増すと思われます。 同様な事は米国でも起きていると言えます。大統領選挙の話題の影に隠れている様に見えますが、經濟弱者である黒人やヒスパニック系の人々への差別や圧力が 新型コロナウイルス禍で不安を感じている大多数の人々によってもたらされている構図です。
  
来春、有効なワクチンが開発され、その数か月後、充分な数が作られたワクチンが世界各国の多くの人々に接種可能な態勢になっても、この問題は決して解決されないでしょう。
新型コロナウイルス禍によってもたらされた変化を、どの様にした新しい形の調和へと導く“ キー ” を、世界各国政府だけでなく、世界中の心ある市民たち・“ 世界市民 ” たちがどう行動するかにかかっていると思います。

 


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良妻も良いが、悪妻捨て難し

2020-10-25 20:42:55 | オートバイのアレコレ

前回開催したイベントの帰路、トラ君はエンジントラブルの癇癪を起した為、本日開催したイベントには VTR で行きました。
    

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久し振りに乗った VTRは良く出来たオートバイです。 前後サスペンションには手を入れているとは云え、素性の良さ、マナー・振舞いの良さは、僕のトラ君とは較べられない程です。高速道路でもラインを自由に選べて、しかも安定感も高いのです。

一方、トラ君はステム付近のフレーム剛性の関係で常に固ゆでコンニャク程度の頼り無さに思える。その上、未だ原因不明のトラブルでガレージに寝そべったまま。 仮に治ったとしても、すぐに高速道路に連れ出す程の勇気は湧いてこない程にトラウマに陥らせてくれた奴。
    
しかし、“良妻” と言える出来のVTRとの帰路、ソクラテスの言葉ではないが、“悪妻” にも惹かれるモノを確信してしまいました。
哲学者にはなれなくても、前後サスペンションからフレーム、エンジンに至るまで悩ませる事ばかり与えてくれるので、エンジニア魂は確実に育ててくれているのは間違いない。 Mか?


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エンジン トラブル。トラ君 修理日記

2020-10-20 22:43:46 | 妖怪ガレージ、奮戦記

10月11日、イベント開催先でエンジントラブルに見舞われて、JAF さんのお世話になって帰宅した トラ君・ストリートトリプル の修理開始です。

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燃料供給系統を最初に疑うべき症状ですが、天邪鬼な性格の為、面倒な事は後回し。 最初に、追加加工している電装品関係の改修から始める事にしました。
その電装品と言っても大層なモノでありません。 走行タイム自動計測用の追加加工配線の事で、クラッチの動きを検知するマイクロスイッチを追加して、ハンドル中央部に備え付ける普通のストップウォッチを作動させる加工配線です。

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実は、この部分の接触加減でエンジン始動しない症状は3年に1度位あって、直ぐに解消してまた3年なので放置していたのですが、イベント前日、10日にフロントフォークオイルを8cc 追加作業時に、その配線・青と白、をトップキャップに挟み込んでしまったのです。 直接的にはトラブルは発生していなかったのですが、間接的には “ 匂う” 妖しい場所だからです。

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念の為、よく晴れて暖かい外へトラ君を出して、エンジン始動。最初は 2分間もすればエンジン回転数が落ちて停止を繰り返していたにですが、妖しい場所をコニョコニョと触っている内に、回転が安定したのです。
理由や理屈はわかりません。 でも、トラブルが発生したタイミングを考えたのと、トラブルの元は減らしておきたいので、まずはココからです。

では、お世話になった皆さん、気にかけてくださった皆さんへ、結果は改めて報告します。 ありがとうございます。

 

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まさか! 今日はここまでする羽目になるとは。
追加配線関係を追って、タンクを外す事になってしまいました。

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これから、エアクリーナーケースを外して、追加した配線の加工部の確認する事に。
ついでに、燃料供給関係のチェックもするように❣️ というお告げかもしれません。 何処かで覚悟が決められるか心配が、約25g あります。

エンジントラブルのトラ君、原因解明をサッと済ませるつもりが、少し時間をかける事になりました。久し振りに開けてあげると、修理はそっちのけで、色々と手を入れたい衝動に襲われています。エアクリーナーフィルターの洗浄とオイル塗布に始まり、ゴム関係の確認とケアをしたくなって、本末転倒に陥っています。

 

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定期的に発生する、一時的なエンジン始動不能の原因は、恐らく 後付けの計測関係の配線加工にありそうだと判明しました。
追加のトグルスイッチ 3個と計測関連の6ピンコネクターには防水加工も施していて、恐らく問題は薄いと思われます。

が、追加のピンジャックには問題の匂いがします。防水に関係なく、ハンドル付近という可動域が大きな場所に使うべきではない様だと少し反省しています。ぴんの受け側がルーズになって、接触不良を招いていそうです。エンジントラブルとどの程度関係あるかは判然としていませんが、一旦は、新しいピンジャックセットに交換して、走行中の揺れやハンドル操作に耐えられる配置に努めます❗️

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少し遠回りしているかも知れませんが、トラブルシューティングの中間報告として、今日はこれで帰宅します。
では、次回、吉報を待って下さると嬉しいです。


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本 買いました

2020-10-16 14:18:06 | オートバイが教える、...

先月開催したクリニックを受診した人に紹介された本を見て、思わず・迷う事無くその本を発注して、米国の業者から今届いたところです。

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本のタイトルは「Motorcycle Design and Technology」(オートバイの設計と技術)で、筆者は Gaetano Cocco という方で、イタリアのオートバイメーカー・アプリリアの技術者・エンジニアの方だったようです。
初版本はイタリア語で発行され、英語版の初版は 1999年ですから、少なくとも今から20年以上前の執筆で、本の中で使われているイラストの多くに1990年代以前と思われるものがありますが、内容的に古さを感じさせない内容です。


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ただし、ここが大切な事ですが、彼が書いた事をそのまま引用する考えはなく、彼が採用したイラストを真似る考えも全くありません。彼の解説の進め方は、純粋な技術系の高等教育を受けた人が、工学知識を実際の車両(市販車およびレース専用車)の開発に活用するにあたり、自らと彼に続くエンジニアの為に書いた解説書だからです。それは、ライダーの立場から、どんな人でもオートバイを正しく理解できるようにする記事を書く私の立場とは逆の流れだからです。     

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しかし、私は彼が行なった事と彼の情熱を深く尊敬しています。ともすれば難解な工学知識をオートバイのメカニズムと運動のレベルにまで翻訳しガイドを行なった者は多くないからです。
その尊敬の念を込めて、そして一緒に英語表記の勉強を兼ねて、英語版の著書を購入したのです。

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著者・Gaetano Cocco 氏の年齢や出身は判りませんでしたが、最近になって、同書に電動オートバイに関する記事を新しく第17章として追加発行された様で、今もなおイタリア語圏内でご健在の様子です。
   
因みに、同氏に電動オートバイの記事項目の追加を決意させたのは、現在、MotoGP のサポートレース・Moto e(電動クラス)用に全車両を提供しているイタリアの車両メーカー・Energica の協力があったからの様で、その件は同社のWebサイトで紹介してあります。



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