ICT本格稼働。
まずは、ブルドーザ。
作業をしている外観は今までと全く同じ。
しかし、土を押しているブレードは完全自動制御。
今までは、オペレーターの技術に頼り平らに敷均していましたが、
このブルドーザはICT対応なので走行すれば自動でブレードが動きます。
オペレーターは『超』熟練者ですが、今回は自動制御で作業してもらっています。
初の試み、当然メリットもデメリットもありますが、
最新の技術、最大限に活用していい物を作り上げなきゃなりません。
次に運転席内のモニター
下の写真がわかりやすいと思いますが、
ブルドーザ本体とブレードの位置がわかりますよね。
で、白い線が仕上げる基準の高さ。
この状態から作業を開始すると、自動でブレードが白い線まで下がります。
白い線をなぞるように操作するのではなく、
あくまでも重機自体が自動で白い線をなぞります。
どうやって自動で制御しているかというと、車のナビでもおなじみのGPS。
GPSを使い座標でブレードを制御しています。
分かりやすく言えば、縦、横、高さで制御。
GPS衛星は常に5個つ以上を受信、衛星の数で精度も若干変化します。
変わりまして、もう一つのICTである
転圧管理システム。
こちらも作業の外観は今までと全く同じ。
しかしこちらもGPSで管理されていまして、
タイヤローラーに搭載されたPCで走行した経路、転圧回数を管理。
画面はこちら
中心付近の黄色っぽい四角が転圧機であるタイヤローラー。
黒い線が転圧作業が必要な範囲。
転圧回数により色分けされ、青色が所定の6回転圧を終了した場所。
いくらちゃんとやったといっても、この画面で一目瞭然。
逆に言えば、転圧不足の場所が一目で分かるので効率的な作業も望めそう。
数日作業した感想は、どちらも作業自体よりも機器の操作に気が行っている感じ。
特に転圧管理は、間違えるとデータが上書きされるので、
作業の開始、終了時のPC操作には緊張感が漂います
押すボタン間違えないように明日もICTやっちゃいます。
土木部 6022
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