馬車

旧聞だけどさ、キャロライン・ケネディが皇居へ行ったときに乗った馬車、わっ小さ、と思ったんだよね。その映像と合わせてエリザベス女王が乗ったオープンカー式のデカい馬車を見せられたりしたから、余計にそう思ってしまった。

皇室用のデバイスになんとケチくさい、とか初めは思ったが、あれ、馬車というより駕籠なんだよ。朝日の連載小説のイラスト見て思い当たった。

駕籠の発想で作ってるから細部の装飾には凝りまくってるが、車内空間は広くない。別にケチって小さいワケじゃなかったんですね。日本伝統のミニマルアートなんだ。

明治時代に作られて、いまでは作れる職人がいないから修理しながら使ってるって話も、そう考えると納得。

ならいっそ、馬に引かせたりしないで駕籠かきに担がせたらいいじゃんと思うが、そんな重労働やるヤツ、いまじゃ皇宮警察にもいないか。