この人の訃報に、思い出したことがある。かなり話題になったエピソードなので誰か追悼文に書くかと思ったが、誰も書く様子がないので書く。別に、追悼文を読み漁ったわけではないが。
イギリスでサッチャーが首相を務めていたころ、バッキンガム宮殿にホームレスか何かの男が侵入した。するとエリザベス女王は慌てず騒がず、男の話し相手になって夜を明かしたそうだ。
男がいとも易々と宮殿に侵入したこと、女王が落ち着き払って対応したことが話題となり、以後、警備がぐんと厳しくなったと聞く。
このエピソードを、故サトウサンペイさんが当時朝日に連載していた四コマ漫画で取り上げた。あの漫画がなければ、事件はオレの記憶に残らなかったかもしれない。
漫画の初めの二コマは、女王が男に対応する様子。三コマ目では、サッチャーにそっくりの中年女性が窓を開け放ってベッドに寝ている。四コマ目は夜明け。中年女性が上体を起こして嘆息する。「ダメか!」
イキな漫画だったよなあ、「フジ三太郎」って。
イギリスでサッチャーが首相を務めていたころ、バッキンガム宮殿にホームレスか何かの男が侵入した。するとエリザベス女王は慌てず騒がず、男の話し相手になって夜を明かしたそうだ。
男がいとも易々と宮殿に侵入したこと、女王が落ち着き払って対応したことが話題となり、以後、警備がぐんと厳しくなったと聞く。
このエピソードを、故サトウサンペイさんが当時朝日に連載していた四コマ漫画で取り上げた。あの漫画がなければ、事件はオレの記憶に残らなかったかもしれない。
漫画の初めの二コマは、女王が男に対応する様子。三コマ目では、サッチャーにそっくりの中年女性が窓を開け放ってベッドに寝ている。四コマ目は夜明け。中年女性が上体を起こして嘆息する。「ダメか!」
イキな漫画だったよなあ、「フジ三太郎」って。