蒲田耕二の発言

コメントは実名で願います。

30万タダ取り

2024-10-12 | 社会
こんなバカな話が、あるだろうか。あっていいのだろうか。この日本で、法治国家の日本で。

日本に住む難民のミャンマー人一家が、ANAの子会社のエアージャパンで一家3人分のタイ行き航空券を購入し、代金30万を支払った。

難民だからミャンマー政府発行のパスポートは所持してないが、日本政府発行の再入国許可証はある。タイの観光ビザも取ってある。在日タイ大使館も、その二つがあれば入国可能と説明した。

ところが出発当日、成田空港に赴くと、タイ入管が入国を認めないから、とエアージャパンのカウンターで搭乗を断られた。新聞社がタイの大使館や関係機関に問い合わせると、やはり入国は可能で対応が変わったわけではなかった。

にもかかわらず、エアージャパンは頑なに正当な手続きだと繰り返し、約款に基づいてチケット代の払い戻しはしないという。どんな約款だ。

これ、新聞記事の伝えるとおりだとしたら、完全に詐欺ではないか。こんなことがまかり通っていいのか。

かつてトランプが大統領の座にあったころ、ユナイテッド航空がシカゴ空港で、乗客のアジア人医師を力尽くで引きずり降ろす事件があった。あれは完全に、人種差別、マイノリティ差別を隠そうともしないトランプの悪しき影響で起きた事件だった。

この詐欺まがいの搭乗拒否事件、クルド人排斥など近ごろ日本を蝕み続ける異民族ヘイトの顕れと見て間違いないのではないか。分断のアメリカ社会同様、日本人の非寛容化、日本社会の劣化がどんどん進行していることを、ひしひしと感じる。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« シロウト政治 | トップ | 処刑 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

社会」カテゴリの最新記事