蒲田耕二の発言

コメントは実名で願います。

スケープゴート

2014-06-24 | 政治
「少子化、晩婚化の中で早く結婚してほしいと思った」

モノは言いよう。テレビ見てて噴き出しちまったよ。ここまでヌケヌケ言われると笑うしかないだろ。筆洗が面白い形容をしている。「言葉の骨折」

議員なんて人種は屁理屈こねまくる。シレッとした顔で嘘をつく。そのことが、これぐらい露骨に証明された事例も珍しいね。「寝耳に水」だとよ。

あ、「最後は金目でしょ」もあったか。カネで解決するといったことはない、だとさ。

しかし、野次ったのは、この鈴木ナントカという単細胞だけじゃない。「結婚した方がいい」より「産めないのか」の方が、明らかに悪質だ。

都議会自民は聞き取り調査の結果、ほかに発言はなかったと言ってる。当の鈴木某は「ほかの野次と一緒にされたので名乗り出られなかった」。語るに落ちるとは、このことだよな。

要するに鈴木某、早期幕引きのために詰め腹を切らされたんだね。トカゲの尻尾切り。人身御供。wwwww。ハラワタが煮えくり返るもんだから、あんな言い訳したんだろ。せめてもの一矢。

昨夜のNHKニュースウォッチ9、野次のシーンを改めて放送したのはいいが、「早く結婚……」の部分だけ流して、あとの音声を消していた。ほかの野次はなかったことにする工作と違うか。なんせ、あの会長だもんね。

「局のマイクは、ほかに幾つもの野次を拾っています」みたいな発言で大越キャスターがフォローしていたが、あれも多分、上層部に対するせめてもの一矢。

ともあれ、おかげで「金目」の方がかすんでしまって、石原の息子、胸をなで下ろしてんじゃね? 鈴木某に菓子折り持って行かなアカンよ。
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ドログバ

2014-06-16 | スポーツ
すごいアスリートがいるもんだ。彼がピッチに入った途端、形勢がガラッと変わったもんね。別に鬼神のごとく走り回ったわけじゃないのに。

先だって、この人が更衣室でテレビカメラに向かい、「ひざまずいて頼む。武器を置いてくれ」と訴える映像を見た。その一週間後にコート・ディヴォワールの南北対立は和平に向かったそうだ。

2005年のことだから、当時ドログバは27歳かそこいらだよ。これがカリスマってものか。

一方の国のカリスマが内戦を終わらせれば、他方の国の首相は戦争可能なゴール目指してまっしぐら。試合は内戦停止組の勝ち。別に因果関係はないだろうけどさ。

今朝の天声人語、余録、筆洗を読み比べてみたら、筆洗の圧勝だった。最後のフレーズが胸にしみる。「コートジボワールの街角でも心を重ねた市民の大声援があったに違いない」

政治家も、これぐらいの想像力は持ってほしいよな。
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インターンシップ

2014-06-09 | 社会
就職内定の出た学生に対して、企業がインターシップなる実習制度を実施しているそうだ。学生も実務体験に前向きに応じている、とNHKは、いいことずくめみたいな言い方をしてたけどねえ。

業種によっては確かに有効だろう。なんにも知らない新入社員にマゴマゴされては企業も困るもんね。しかし反面、これって態のいいタダ働きの強制と違うか。

昔オレが学生やってたころ、鉄道系デパートの就職内定が出た。その年の暮れ、実習として売場に立て、との命令が来た。無給。大晦日まで休みなし。

なんのことはない、稼ぎ時の歳末セールにコストの掛からない販売員として駆り出されただけである。もちろん、入社前だよ。

アタマに来て、内定返上を通告した。就職先は出版社に換えた。出版社なら、少しは人権意識が高かろうと考えたからだ。求人に余裕のある高度成長経済時代だったから、こんなマネもできた。

今の学生だって、本当はインターンシップなんていう美名でコキ使われることにハラを立てているんじゃなかろうか。しかし、社会環境が不服申し立てを許さない。かわいそうに。

年収300万以上の労働者は残業代ゼロの法案を、安倍内閣が検討してるんだってね。公務員は対象外で。

なんか人権無視、既得権保護が臆面もなく横行する国になっていくみたいだね、日本て。
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