蒲田耕二の発言

コメントは実名で願います。

緊急事態下のコメディ

2020-05-21 | 政治
わーっははははは。は。

安倍の苦虫噛みつぶしたような顔が目に浮かぶ。検察庁法改正案を審議しているそのさなかに、当の黒川某は賭けマージャンだとさ。

賭けマージャンて、厳密に言えば、イエ言わなくても、犯罪だよ? 検察官て、犯罪取締り側だよ?

63にもなりながら、高検検事長という地位にありながら、なに考えてんだろうねこのオヤジ。

ひょっとして、安倍の目に余る暴走を止めるための自爆? まさか。

あ、でもこのオッサン、検察庁法改正と紐づけられて、同法案成立のためにはもはや邪魔になっていたから、実は官邸が仕組んだワナにはまった? 産経が絡んでいるところがアヤしい。

いずれにせよ、アベノマスクに続く安倍政権下の歴史的椿事だね。

あと、朝日と産経って、不倶戴天の敵同士かと思ったら一緒にマージャンかよ。政府がああなら、社会の木鐸もこう。

アベノマスクと言や、コロナバブルが弾けていまや投げ売り状態。なのに466億掛けてボチボチ配布だとさ。

この国、どうなるのかね。
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火事場泥棒

2020-05-15 | 政治
『チェイス・ザ・ドリーム』なんていう映画、ほとんどだれも知らないかも知れない。オレもアマゾン・プライムで偶然出会うまで知らなかった。アメリカ農村のモラルの荒廃を描いた映画で、なかなか見応えがあった。荒廃を招いた原因の一つは、モンサントを初めとする巨大種苗会社の農業支配である。

農家が収穫した穀物の一部を来季の栽培用に回す "自家増殖" が、アメリカでは法で禁止されている。このため農家は毎年、種苗会社から栽培用の種子を買わなければならない。

日本でいえば、稲作農家が自分で栽培した米を次期の種蒔きに使用することが許されず、毎年どこかから種籾を購入するよう義務づけられているようなものだ。

これが農家にとってどれだけ大きな経済的負担になるか、都会育ちのオレでも容易に想像できる。

日本の農家はいまのところ自家増殖を禁じられていないが、これを禁止する種苗法改正が今国会で審議されるらしい。新型コロナのドサクサ紛れに安倍政権が火事場泥棒を働こうとしているのは、検察官の定年延長だけではない。

種苗法改定がどれだけ非道な措置か、現代ビジネスの記事が詳しく論じている。何よりも、ヨーロッパなどで農家の反発を食らって窮地に立ったモンサントが、手っ取り早い儲け口として、アメリカの言いなりの安倍政権に目をつけたことが改定の発端だというから腹立たしい。検察庁法改定とともに、こんな恣意的でデタラメな法の捻くり回しを見逃していいのか。

日本のカネをむざむざ外国企業に吸い取らせるような法改定をするって、日本の政府のやることか。

しかし、この暴挙に目立った反発を示したのは女優の柴咲コウぐらいで、検察庁法反対には熱心な野党も種苗法改定にはほとんど反応していないのが気になる。

検察庁法改定といえば、安倍いわく「恣意的な人事は行われない」だと。行われるよ。モリカケでも桜を見る会でもさんざっぱらウソついといて、オマエのいうことを鵜呑みに出来るワケないだろ。
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アマゾン依存症

2020-05-01 | 社会
近所にロクな店がない田舎に住んでいるものだから、食材や日用雑貨などはもっぱら生協の宅配に頼ってきた。

生協は在庫を持たない。会員の注文に応じて生産者、販売者から商品を調達し、週に一度、まとめて配達する。要するに、トヨタのカンバン方式ですな。

この方式で鍵を握るのが、流通である。商品を買い集め、配達するにはトラックとドライバーが欠かせない。その流通網が新型コロナのせいでズタズタになった。

注文は生協の用意したカタログを見て出すのだが、ドライバー不足のため(だけではないだろうが)注文した商品が配達当日まで揃わず、しばしば欠品になる。手に入るかどうかは、その日になってみないと分からない。

アマゾンは、巨大な倉庫を構えているからそのような事態に陥ることがない。アマゾンだって流通が重要なことには変わりなかろうが、なんとかドライバーを確保しているのか、少なくともウェブページで注文可能な商品は間違いなく届けてくれる。

アテにしていた品が手に入るか入らないかの違いは大きい。トイレットペーパーのような生活必需品が欠品になると、会員はその日から困窮する。田舎ではおいそれと、足りない分は近くのスーパーで、とは行かない。いきおい、アマゾンを頼りにする度合が大きくなる。

アマゾンは多分、カタログ販売で客の注文を着実に履行することがどれだけ重要かを認識している。ネット通販の本屋がこれだけ巨大な組織に成長したのは、その点をビジネスとして徹底したからだろう。

生協だってその認識はあり、それなりに努力をしていると思うが、欠品の言い訳を読むと、だって手に入らなかったんだもん仕方ないじゃん的ニュアンスが漂う。

アマゾンのプライム会員数は#stayhomeで激増していると聞く。コロナ騒動が終息したあとも、アマゾンの利便性、確実性に慣れた人々は退会しないだろう。オレ自身が、その一人だ。

こうして市民の多くがアマゾンに依存し、服従し、アマゾンに生活を支配される状態が加速する。今は非常に廉い会費がいきなりハネ上がっても、抵抗することは出来ない。その支配力は、生活密着という点で、おそらく安倍政権よりも強い。

考えると、ちょっと怖い。

ジェフ・ベソスが、だんだんビッグ・ブラザーに見えてきた。

※添付の画像ファイルはネットより。友人が送ってくれたので、誰の作か分からない。作者さん、無断借用ごめんなさい。
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