![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/4c/fd0aeee1b5df3e86ad781c4571b380b9.jpg)
これ、いったい何だか分かりますか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/e6/b5c01ef75cdb16783da85c01d7439f39.jpg)
木枯らしに葉っぱを吹き飛ばされたツタの残骸なんです。普通、葉っぱは柄ごと落っこちますよね。ところがツタは、葉っぱが吹き飛んだ後にはこうして柄だけが残ります。そして、しばらく経つと今度はこの柄が落っこちるんです。
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吹き飛んだ葉や柄は下の側溝に積もります。そこで、度々側溝の葉を集めてゴミ袋に入れて処分します。先ほど側溝から葉っぱを取り除きました。
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そして、葉っぱの柄の他にもう一つ残るものが、写真の上の方に見えているブドウみたいな実です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/b9/97c055f5fdce5cc790bc9c8e73b8e180.jpg)
これが実の部分のアップ画像です。こんなに沢山なる実の使い道は何か無いものでしょうか。
ネットで調べていたら、この実を食べたという方のブログがありました。
『ほとんど皮と種だけで・・・味は良いとは言えませんでしたが、特別苦いわけでもなく・・・と、思ったら舌がしびれるような感覚がしばらく続きました・・・』
なんと勇気のある方がいらっしゃるものです。まあ、そのよう方のおかげで漢方などというのも進歩してきたんだと思います。
これではジャムを作るわけにもいかないですね。それでもウィキュペディアには『日本では古来から樹液をアマヅラと呼ばれる甘味料として利用していた・・・』なんて書いてありました。ツタといえば甲子園球場の名物でしたが、落葉の頃の掃除は、それはそれは大変だったことでしょう。わが家の側溝掃除もあとしばらくは続きそうです。
今回はわたしがやるからいいと言っておきました。わたしには“ワイフ君”のような真似はできませんから、放っておいて落ちた順にある程度溜まってきたら側溝から取ってやろうと思っているんです。そして、実には手を付けずにそのままにしておくつもりです。食べ物が無くなってきたら鳥が片づけるんじゃないかと目論んでいるんです。わたしは、人間は勤勉さだけではダメだと密かに思っていますが、世間ではそれを“クサシ”や“タレカ”(怠け者)なんて言っているようです。
でもカミさんはもっとクサシでありタレカであります。
ただ、“ワイフ君”の気持ちも分かるのです。“ワイフ君”はとにかく一遍にスッキリさせたい、実まですっかりきれいにしてしまって、ズルズルと汚いままでは置きたくないということなんだろうと思うのです。
わたしは、万が一野鳥のエサが無くなったときのために、不味くても生きながらえるための非常食としてとっておいてやろうという慈悲の思いなのです。ハハハ、何を隠そう、これがクサシでタレカの神髄なのです。
“ケンヂさん”お気遣い誠にありがとうございました。
『いくつかの小葉から成り立つ「複葉」であるものの中には、小葉毎に離層があり、ぱらぱらと分かれて散るものが結構ある。ツタの葉も複葉であり、幼い個体では3枚の小葉からなる複葉であり、生長するにしたがって3枚が合一した単葉となる。葉柄と葉身の間にある離層はツタの葉は、単葉であっても複葉であることを示している・・・』(岡山理科大学 生物地球学部 生物地球学科のHPより)
ツタの大きくなった葉は、見かけは単葉でも本来は複葉なんだそうです。それで葉っぱだけ先に落っこちて茎に葉柄が残るのだそうです。