「70年代~80年代にかけて活躍したアーティストの中でも、今や完全に伝説のバンドとして語られているスペクトラム・・・」
そう、あれはレーザーディスク(LD)が出始めたころ。街の電気屋さんでテレビに映し出されていたスペクトラム。強い衝撃が走ったのを覚えています。“ブラスロック”などといわれトランペット、トロンボーンのブラスをメインにギター、ドラムス、キーボードを加えた8人編成のバンド。まず視覚的な驚きがありました。そのコスチュームはローマ帝国時代の兵士のような、そうちょうど“ベンハー”なんかに出てくる飾りのついたヘルメットをつけたド派手な兵士を思い描いてください。そのうえ演奏しながら踊る、トランペットを回す、トロンボーンを回す、ギターまで回す。それがとても上手にクルクル回すんです。
あれからもう二十数年経ってしまうんでしょうけれど、そのときの衝撃はずっと続いていて、もうずーっと見たくて見たくてしかたなかったんです。廃盤になったはずのLDの中古品なんかをネットやリサイクルショップで探したりしたんですけれど結局は見つからないままでした。そのうちにだんだん少しづつ脳裏に浮かぶ回数も減ってきてはいたんですが、完全に消し去ることは出来ずにいました。
そして今年になってネットの検索にかかった“YOU TUBE”のスペクトラム動画。そうそう、こんな感じ。頭にあるのはイメージだけだったんですがそのいくつかの動画を見てだんだんよみがえってきました。そして2枚のDVD、「SPECTRUM LIVE TIME BREAK」と「NEVER CAN SAY GOOD-BYE SPECTRUM」。DVDが出てたんだ!おそらくDVDにはもっとカッコいい姿や演奏が収録されているに違いないと思いました。そしてさっそくAmazonで購入してしまいました。
念願叶ってようやく自分のものに出来たスペクトラム。でも二十数年経過する間に自分の中のスペクトラムはかなり自分の求める姿へと歪曲されていたようです。DVDを一通り見てみたのですが素直な感想は「あれっ、こんなもんだったかなあ」という感じでした。歌もパフォーマンスも全然期待通りじゃないんです。アース・ウィンド・アンド・ファイアを意識しているように言われていたようですが、ファルセットの歌声はようやく歌っているという感じでとても聞かせるという歌じゃないし、踊りもそこそこで魅せるというまでにはなってないし・・・。長年の期待が大きすぎるんだとは思いますがYOU TUBEで見た動画以上でも以下でもないといった具合でした。
スペクトラムに関する記事などを読み漁っているとさらにいろいろなことがわかってきました。(DVDの解説から)スペクトラムの母胎といえる“ホーン・スペクトラム”。当時のヤングスターあいざき進也のバックバンド“ロックンロール・サーカス”から出発した彼らがMMPと発展して行きキャンディーズのバックバンドを務めながら一方ではスタジオミュージシャンとして活躍していた・・・(云々)。確かな腕を持つグループではあったようですが、グループとしての活動は79年から81年と短く、強烈な衝撃とともに現れて一世を風靡し惜しまれながらもあまりにも早く消え去ってしまったようです。
ですが今尚熱烈なファンが存在しているようです。ネットにはファンによるいくつかのホームページも存在しています。興味のある方は是非YOU TUBEやHPをお訪ねになってみてはいかがですか。「ああ、そうそう見たことがある!」なんてね。解散して今年でもう26年もたってしまうんですね。世に出たのが早すぎたなんて言う声もあるようですが・・・。
ということで、喜び勇んで購入した2枚のDVDではあったのですが、やはり思い出というのは遠くにあるところがいいところなんですね。今後度々見るなんていうことも無さそうだし、中古品で売り払うなんていうことも無いでしょう。で結局どうなっちゃうんだろう。ああ、また幻になって行く“スペクトラム”・・・。
Tp129 スペクトラム - I'VE GOT THE MUSIC IN ME
しかし、携帯ポンプも、パンク修理キットも、持っていませんでした。
ブログに詳細載せました。
しかし、なぜ、空気入れ部の下が、穴開いたのかが不明です。
http://blog.livedoor.jp/team_endless/
http://blog.goo.ne.jp/koji5678/e/046e4f989caeded5937bb78372892f55
に書いています。そのときからパンクに対する備えをして走るようになりました。バルブの留め金具を締め付けすぎてはいませんでしたか?そこに少し余裕がないとバルブの金具の一部とリムの間のチューブに穴が開くことがあるそうです。ですからバルブをスパナで締め付けるなんていうのはもってのほからしいです。
その後、DVDはどうされたでしょうか?
私も記事で紹介されたDVDは持っていて今でもたま~に観ています。
スペクトラムにハマった時には既に解散していて、
現役の頃をあまり知らないのですが、素晴らしいバンドだったと思います。
おたずねのスペクトラムのDVDですが、おそらく本棚の中に他のDVDと並んでいるのだとは思いますが、この記事を書いて以後は全く観ておりません。
あのころは素晴らしいと思って見ていたのですから、ずっと幻にしておければ一番良かったのでしょうけれど、どうしても観たかったのですから仕方がありませんよね。せっかく購入したDVDでしたが、きっとまた観ることは無いと思います。
ご訪問ありがとうございました。