むかし読んだ西村寿行の作品に『闇に潜みしは誰ぞ』なんていうのがありました。題はそのパクリですが、玄関先の蘭の葉っぱに見たことのないおかしな虫が居ました。
「あなたはだあれ?」
暗くて写らないから、フラッシュを焚いてみました。やはり、わたしは初めてお目にかかる虫です。だいたい昆虫のくせに触角が無いんです。
胴体を輪切りにしたら、きっと四角っぽい形です。
羽にこんな模様があるところは、コオロギやスズムシのようです。きっとそんな風な鳴き声なんだと思います。
ネットで調べましたら「アオマツムシ(♂)」だということが分かりました。アオマツムシには本来立派な触角がありますから、可哀相にこの子は敵にちょん切られてしまったのかも知れません。今夜この子は、わたしのために鳴いてくれるでしょうか?
一度も聞いたことが無いのでYoutubeからお借りしました。
アオマツムシの鳴き声 The sound of the Truljalia hibinonis
★『闇に潜みしは誰ぞ』は、昔読んだことのある西村寿光の小説。地下洞窟の水中に溜まる時価200億円の天然重水(水爆の原料)を巡り暗躍する組織の正体は・・・。スリルとサスペンスあふれる、会心のスーパー・アドベンチャー巨編。
この虫を見るのもはじめてなら、名前を聞いたのも初めてです。
マツムシという名前は知っていますが、それさえも鳴き声を聞いたことはないんです。
youtubeに鳴き声の動画がいくつかありました。
こういうところは、いまは実にいい時代です。
だと思ったら、全然鳴き声が違いますね。
アオマツムシは、ちょっとコオロギに近いでしょうか。
綺麗な声ですね。
先ほど玄関先に行ったら、もう蘭の葉っぱにアオマツムシはいなかったんです。
それで、家の周りを聞き耳を立てながら歩いてみると、いろんなところからyoutubeと同じような鳴き声が沢山聞こえました。
いままでは聞こうとしなかったから、秋の虫たちの鳴き声にも気づかないでいたんですね。
こんにちは!
アオマツムシの鳴き声も
カンタンなどのように心地よい鳴き声
ですね😊😊
初めて見ましたが、たぶんそこら中に居るんでしょうね
いままで、虫には興味をもったことが無くて、知っているのはごくごくありきたりのものばかりです。
アオマツムシの鳴き声も、こうしてあらためて聞いてみると、聞いたことがあるのか無いのか分からなくなります。
きょうは、玄関先でヒトリガの写真を撮りました。POPというか現代アートのような蛾なんですね。
幼虫はベニカナメの生け垣でよくみかけるケムシでした。
“玉ヰひろたさん”も初めてだったんですね。
ここにいたということは、相当数が周辺で生息しているということだと思います。
きっと、見たことのない在来種のマツムシのほうが希少種なのではと思います。