雨上がりの庭ではネジバナが満開。ネジバナ(捩花)は文字通り花がねじれて螺旋状に咲くのでこの名前があるようです。別名をモジズリ(綟摺)ともいい、昔は田んぼの土手や野原に普通にあったようです。
ネジバナはラン科の植物でその小さな花の一つ一つを良く見ると、なるほど形は立派な蘭の花です。これがいつからか我が家の庭の芝生に咲き始め、今では庭のいたるところがこの花でいっぱになりました。そしてあまりの可憐さから芝刈りするのがためらわれ、この花が咲き終わってから芝刈りをするようになってしまいました。
ネジバナの回転方向は決まっていないようで、右巻き左巻きいずれもあるようです。事実我が家の庭にもその両方が存在しています。花色も薄桃色から濃いピンクまでさまざまです。そこに近年は白いネジバナが咲くようになりました。その数は2~3本といたって少なく、背丈も他のネジバナよりははるかに小さいものです。
おかげでわたしはこれを理由に、庭の芝刈りをネジバナが咲き終わるまでしなくていいのですから、ネジバナ様々というわけです。
話は戻りますがこの花がランだというところがとても好きです。昔おふくろからそれを教えられてじっと見たらちゃんとリップもあって、ああ本当にランなんだなあって、ひょっとしたら一番小さな花のランなんじゃないかって思えてまた感動してしまいました。