![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/5e/3c188d62fe989ca708dbacdc95da697a.jpg)
(2024.4.10 10:18am きょうは、残雪の安達太良が青空に映えています 大きな画像)
4月10日、朝から予報通りの快晴です。そして、雨上がりの風もなく最高のお花見日和です。
いま、わたしたちを乗せた車は白河市を走っています。道ばたに車を駐めて、フロントガラス越しに残雪をいただいた那須の山々を写真に撮りました。
栃木県との県境にある境の明神を過ぎたところにあったお地蔵様。
『道の駅東山道伊王野』でお蕎麦を食べ、やって来たのは昨年に引き続き那須郡那須町にある「ガーデン オゥ パラディ(garden AUX PARADIS)」というところ。
昨年、あまりにも綺麗だったので、今年も様子を見に来たのです。
しかし、残念ながら早い枝垂れ桜は昨日の雨が祟ってか、花はついているのですが僅かに盛りを過ぎた様子・・・
トサミズキに近づくと甘くていい香りが漂っています。
早咲きの桜は少し色が褪せていましたが、それでも広い園内にはまだまだ盛りの桜が咲き誇っていました。
しかも、次に咲く桜や石楠花なども蕾を膨らませていましたから、まだまだ春を楽しめそうです。
ガーデン・オウ・パラディを後にして、那須町から大田原市へ入ると、走行中の道路から山手の方に大きな桜がチラッと見えました。
「行き当たりばったり派」のわが家ですから、寄らないはずはないのです。これは駐車場の桜。目的の桜はこの上にありました。
シビレマス!
「青木山阿弥陀院龍念寺」というお寺さんのしだれ桜でした。
『青木のしだれ桜』という名を持つ、樹齢200年大田原市指定天然記念物の桜でした。
そのとき、やはりこの桜を鑑賞に来られた地元の方だという“Hさん”と一緒になりました。きょうは栃木まで桜を観に来たことをお話ししました。
「それじゃ、わたしがこれから観に行こうと思っていた桜がありますから案内してさしあげます」
と、気さくに申し出て下さったのです。これは渡りに船とばかり、そこから“Hさん”の道案内つきの桜巡りとなりました。
案内して下さったのは「光厳寺のしだれ桜」。これも大きくて立派な樹です。
ここで咲いていた椿がまたビックリ!大人の手のひらほどもあろうかと思うほど大きな花なんです。
「光厳寺のしだれ桜」は樹齢110年ということ。道理で勢いがあって見事なはずです。
まことに華やかな花を付けているこの桜は、いったい何という種類の桜なのでしょう。
ここは、『余笹川見晴らし公園』という名の栃木県那須塩原市にある余笹川の親水公園。平成10年8月の大水害の翌年、お見舞い下さった平成天皇ご夫妻の行幸啓記念に造られた公園ということです。
何とも気持ちのいい河原でした。陽も陰ってきて、ここで“Hさん”に「またどこかでお会い出来たらいいですね」と、お礼を述べて帰途につくことにしました。しかし、“Hさん”は芦野城址公園の桜を観にいくと言うことで、途中まで同行することに・・・。そして、芦野の入り口で車の窓から手を振ってお別れしました。
おかげで全く目的になかったところを案内していただき、とりわけ楽しいお花見になりました。そして、地元の“Hさん”も知らなかったという「garden AUX PARADIS」は、途中でわたしたちが先導しておしえてあげたのでした。
人生『持ちつ持たれつ』、『旅は道連れ 余話情け』ですね。
【garden AUX PARADIS 2023年のブログ記事です】
見事な枝垂れ桜ですね。
那須塩原は温泉も有名ですが誇れる桜木があっていきたくなる場所でしょう。
ぼくも大昔那須野に住宅地を探しに行ったことがあるんですよ。
九尾の狐の詩を書いたりして好きな場所だったんですが・・。
那須と言えば別荘地、温泉、観光地、関東圏とそんなイメージしか持っていないですが、今回はそこに暮らす方の心意気にふれた桜巡りでした。
ここに来たからには、ぜひ自慢できる桜を観ていって欲しい、観させてあげたいという気持ちから、案内を買って出て下さったのだと思います。
それは、案内していただいた桜の見事さにも増して感動的でした。