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きのう23日は、思ったより雪が少なくてホッとしました。が、ホッとしたのもつかの間、きょうは昨日と同じぐらい積もっていて、今もなお降り続いています。
さてさて、この大雪騒ぎで後回しになりましたが、これは1月22日のことです。
“ワイフ君”と散歩代わりに、本宮市岩根にある“抱付観音(だきつきかんのん)”へ行ってみることにしました。写真で一番高く見える山の中腹にそれはあるのです。
停車した車の中からカメラをズームすると・・・ホラね。
杉が立ち並んでいるように見えるのが参道なのでしょう。
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参考までに、先日の“香触森地蔵(かぶれもりじぞう)”との位置関係をGoogleで見たものです。結構近い場所にあるのです。
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こちらは“抱付観音”周辺をGoogleで見たものです。杉の参道が続いているのが分かります。
車は参道入り口横にある地区の集会所に置かせてもらうことにしました。
じつは、わたしここが初めてではないのです。昔々お袋がお参りに行きたいというので一度連れてきたことがあるのです。何でもここでお願いするとコロッと死ねるんだそうです。俗に言う“コロリ観音”という訳です。
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ところが、この場所は知っていたのですが、当の抱付観音様がどのようだったか全く記憶に無いのです。この謂われも今回初めて分かったような次第で、ずっと観音様に抱き付いてお願いするものとばかり思っていました。
それではさっそく登ってみましょう。
やはり熊が出たりするんですね。ヘビと熊が嫌いなわたしはやはり今の季節にお参りするしかなさそうです。
この祠は何なのでしょう。
中を見てみると・・・これが抱付観音というわけではないでしょう。素朴な石のお地蔵様なのでしょうか。
コンクリートで階段をこしらえて参道にしていますから、こないだの香触森地蔵よりはずっと登りやすいです。
何と言っても“ころり観音”ですからお年寄りが多いのだと思います。この先にはずいぶんしっかりした手すりが設置されていました。
はい、ゴールが見えてきましたよ。
わたしは写真ばかり撮っていますから、“ワイフ君”は大分先に行ってしまいました。
結構高くまで登ってきました。
階段が多いので、途中には疲れた人のために休憩所が儲けられています。
ここからは両側に手すりです。旧暦3月17日に行われるお祭りなどで人出があるときに、参拝帰りの人と安全にすれ違えるようにとの気遣いなのでしょう。
到着です。祠の向こうにある建物は、おそらくお祭りのときなどに使用するためのものなのでしょう。
やはり、ここまで来る参道の様子もこのお堂も、わたしは全く覚えていませんでした。
参拝を済ませて肝心の抱付観音様はと脇に回り込むと・・・
これが『尊像が岩に抱き付いた・・・』というお姿なんですね。ありがたく触れさせていただきましたが、“ワイフ君”のいうようにザラザラした岩に見えるのに妙にスベスベしていました。おそらく、いままであまたの人が観音様に触れてお願いしたからなのだと思います。
やはり、ここまで上がると遠目がききます。県内一高いビル郡山駅前の“ビッグアイ”も見えています。
こうして見ると香触森地蔵もそうでしたが、このような山中の大きな岩に、なにかしら神秘なもの神聖なものを感じ取ったんでしょうね。ここでお参りしたお袋は、後にわたしたちの悲しみをよそに、願い通り全く長患いをすることなくスパッとあの世へいってしまいました。そのときから、わたしはじつに霊験あらたかな観音様なのだと思っていました。
さあさあ、帰りは急な階段に気を許さずに降りましょう。
“ワイフ君”もわたしも、首尾良くコロッといけますよ、きっと・・・。
地元のことなのにちっとも分からない。こんなところが他にもたくさんあるはずなんです。
身近な所にも、意外に行ったことの無い所って結構ありますよね。
私も住んでいる街のことでも知らないことがたくさんありそうです(^_^;)
とくに近頃こんなところに興味が湧くというのは、おそらく年齢から来るものなんだと思います。“ころり観音”がありがたい年頃になってきたのを内なる自分は敏感に感じ取っているのかも知れません。
湧き水清水もそうですね。
それにしても,この雪は参ってしまいます。
今朝方,軽く雪かきをしたら,授業中に腰痛がひどくて早退したものの,帰宅したら歩道の除雪が入って家に入る前に,20分ほども雪かきをして腰痛がさらに悪化。
kojiさんも奥様も,十分お気を付けください。不要の外出はせぬが得だと思います。
ずいぶんと昔の人ですから、そんなに古くからここの観音様はあったのですかね。すごいことです。
こちらはもう普通の降り方ですから心配はいらないでしょうけれど、“ケンヂさん”のところは大変ですね。除雪がされても大変なんですね。どうぞお大事になさってください。