宇宙船をも造ろうという東大阪市の町工場。リカンベントをはじめ独自のスタイルの自転車を製造・販売する杉村商店。そんなところに惹かれてPROGRESSIVE FRD-900を購入したのでした。
フラットバーロードといいながら、フロントとリアにショックを備えたフルサスペンションの独特のスタイルは、まさに「みちのく自転車道」仕様といえるもので、とても面白い走りをしそうです。それに値段は同じような仕様のLOUIS GARNEAU LGS-DW2の3分の1。そんなところが気に入ったのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/8c/e8ef693d1011c8865b8735b3f0b88f7f.jpg)
LOUIS GARNEAU LGS-DW2
ところが、問題はリアショックにありました。正確にはリアショックに関わる車体の構造そのものに問題があるとわたしは思っています。というのはリアショックの上死点(加重がかかって、最も縮んだ状態)に達する前にフレームどうしがガツンガツンと当たってしまうのです。
ショックの圧力を高くすれば解消されるかもしれないと思い、ショックポンプで圧力を加えてみると、今度はこのエアショック(kindshock)自体が下死点(加重がかからず、いっぱいに伸びきった状態)で固まってしまうのです。とてつもなく強い衝撃(尻を持ち上げて、全体重を一気にサドルに打ち下ろすようにしてやる)を加えてはじめてガクンと動き出すような始末です。
でもこれはショックの圧力を上げたせいではないことが分かりました。圧力を下げてやっても自転車に乗っていない状態ではショックは当然下死点(一番伸びきった状態)になっています。そうすると、次に自転車に乗ったときにはショックは下死点で固まった状態で、道路からの衝撃ぐらいでは動きません。やはりお尻の衝撃を加えないと・・・。でもこれはショック(kindshock)の欠陥かもしれません。
そこで杉村商店様に
「それから乗っていて気づいた点が一つ。リアショック(kindshock)の調子が今ひとつ良くありません。程よい空気圧に調整しても、しばらく時間が経過するといっぱいに伸びた状態で固まってしまいます。乗った状態でお尻に全体重をかけて数回押し下げるようにしないと固まった状態から開放されません。リアショック(kindshock)が不良品なのか、自転車の設計ミス(ショックの取り付け位置)または採用リアショック(kindshock)が良くないものなのでしょうか・・・」
との問い合わせをしたのですが、残念ながら回答を得られないままとなっています。杉村商店さんではこの自転車を販売するまえに、本当にテストをされたのでしょうか?そこではたして、杉村商店(PROGERESSIVE)の製品として、自信を持って販売できる、十分満足のいく結果がでたのでしょうか?疑問が残ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/20/bfaa44ad58782470daf2cd2f5d10e189.jpg)
FRD-900
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/2c/aa2efda1dfa655626703d51f5403caf9.jpg)
FRD-910
わたしと同型車に乗っておられる方はどうなのか是非お聞きしたいと思っています。でも次期モデルFRD-910からはショックの取り付け位置が変更になっています。おそらくそれが答えだと思うのです。ですから今後購入を考えている方がいるとすれば、FRD-910からは安心して購入してもいいのではないかと思います。
(その2につづく・・・)
フラットバーロードといいながら、フロントとリアにショックを備えたフルサスペンションの独特のスタイルは、まさに「みちのく自転車道」仕様といえるもので、とても面白い走りをしそうです。それに値段は同じような仕様のLOUIS GARNEAU LGS-DW2の3分の1。そんなところが気に入ったのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/8c/e8ef693d1011c8865b8735b3f0b88f7f.jpg)
LOUIS GARNEAU LGS-DW2
ところが、問題はリアショックにありました。正確にはリアショックに関わる車体の構造そのものに問題があるとわたしは思っています。というのはリアショックの上死点(加重がかかって、最も縮んだ状態)に達する前にフレームどうしがガツンガツンと当たってしまうのです。
ショックの圧力を高くすれば解消されるかもしれないと思い、ショックポンプで圧力を加えてみると、今度はこのエアショック(kindshock)自体が下死点(加重がかからず、いっぱいに伸びきった状態)で固まってしまうのです。とてつもなく強い衝撃(尻を持ち上げて、全体重を一気にサドルに打ち下ろすようにしてやる)を加えてはじめてガクンと動き出すような始末です。
でもこれはショックの圧力を上げたせいではないことが分かりました。圧力を下げてやっても自転車に乗っていない状態ではショックは当然下死点(一番伸びきった状態)になっています。そうすると、次に自転車に乗ったときにはショックは下死点で固まった状態で、道路からの衝撃ぐらいでは動きません。やはりお尻の衝撃を加えないと・・・。でもこれはショック(kindshock)の欠陥かもしれません。
そこで杉村商店様に
「それから乗っていて気づいた点が一つ。リアショック(kindshock)の調子が今ひとつ良くありません。程よい空気圧に調整しても、しばらく時間が経過するといっぱいに伸びた状態で固まってしまいます。乗った状態でお尻に全体重をかけて数回押し下げるようにしないと固まった状態から開放されません。リアショック(kindshock)が不良品なのか、自転車の設計ミス(ショックの取り付け位置)または採用リアショック(kindshock)が良くないものなのでしょうか・・・」
との問い合わせをしたのですが、残念ながら回答を得られないままとなっています。杉村商店さんではこの自転車を販売するまえに、本当にテストをされたのでしょうか?そこではたして、杉村商店(PROGERESSIVE)の製品として、自信を持って販売できる、十分満足のいく結果がでたのでしょうか?疑問が残ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/20/bfaa44ad58782470daf2cd2f5d10e189.jpg)
FRD-900
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/2c/aa2efda1dfa655626703d51f5403caf9.jpg)
FRD-910
わたしと同型車に乗っておられる方はどうなのか是非お聞きしたいと思っています。でも次期モデルFRD-910からはショックの取り付け位置が変更になっています。おそらくそれが答えだと思うのです。ですから今後購入を考えている方がいるとすれば、FRD-910からは安心して購入してもいいのではないかと思います。
(その2につづく・・・)
ハッキリ言って構造欠陥ですから、保証期間に関わらず購入店を通して対策又は改良品との交換を要求すべきだと思います。
山羊さんがおっしゃっているとおり、個体の問題ではなく、このフレーム特有の症状みたいです。
FRD-900のリアサスについて同様の不具合を、別の場所でいくつか目にしています。どれも「最初に強いGをかけないとサスが動き出さない」というものでした。
FRD-900のリアサスですが、ショック自体があまり良くないだけです。
構造自体には問題が無いことは、ショックの圧を抜いて動かしてみれば分かると思いますよ。
また、シートステイ部にある連結部は強度的に必要なものですので、DWシリーズにもありますし、新しい910にもあります。
一番簡単な解決方法はリアサスを高性能なものに交換することですね。
元々単体販売価格が6千円位のサスですから、動きが云々言えるような代物ではないかと思います。
ただ、サス機構部のリンク部に一部プラスチックのスペーサーが使われているのですが、違う部品が付いていたりすると動きが悪く感じますので、調べてみるのも良いかと思います。
購入してリアショックが動作していないことに気づいてネットで検索したときに、同様のコメントが1件だけ見つかりました。でもそのときはまだ、ショックの空気圧調整が悪いからだろうぐらいに思っていたんです。いくらマイナーな杉村自転車とはいえ、ネット通販には随分出ているのでオーナーも相当いるはずですから、大部分の方々は支障なく乗っているんだろうなあと思っていました。
でも冷静に問題の現象やこの構造を考えてみると、これはやっぱり構造的な問題があるんじゃないだろうかと思えてきました。そしてそのとき思ったのは、杉村自転車さんでは、この自転車を販売するまえに、実際にテストをしてショックにも問題がなくて、自信を持って購入者に使ってもらえると本当に判断できたんだろうか?ということでした。
そう考えると、それはわたしのなかで当初思い描いていた杉村自転車のイメージとは、まったくかけ離れた企業体質があるように思えてきてしまうのでした。
“sumiさん”のおっしゃるように、リアショックのkindshockは一番廉価なもののようです。ですがフルサスが売りの製品として世に出されたものが、まず一番肝心なショックを取り替えないと使用に耐えないのでは、これは製品とは言えないのではないでしょうか。
FRD-900のリアショック周りの構造を見ると、たしかに“山羊さん”や“oyajiライダーさん”のおっしゃるように、力のモーメントの関係からショックが動き出すときに一番大きな力を必要とするようです。そしてショックが縮みだすと力点と作用点のずれがだんだん大きくなって、本来は徐々にショックが押し戻そうとしなければならないときに、逆にショックを押し込もうとする力が最大となる構造です。でもよく考えると、そういう構造だからショック自体のポンポンと弾む動作を打ち消そうする働きがあるのかも・・・。これはわたしには少し難しい問題です。
いまわたしはショックのエアを高めに入れて動きを止めてあります。ですが本来足回りからの衝撃をショックが受け止める構造の自転車ですから、ショックを止めるということは衝撃をうまく逃がしきれていない、どこかにその分の負担がかかっていくということではないかと思います。結果としてそれはフレームの構造的に弱いところに集中して連結部のプラスチックのスペーサー等を痛めたり、“山羊さん”のおっしゃる金属疲労にも繋がることになるのかもしれませんよね。
後輪をつかんでガタガタと横に振ると、カクカクと僅かなガタを感じるのは“sumiさん”のいうプラスチックのスペーサーのせいなんでしょうか?
今わたしのPROGRESSIVE FRD-900はこのリアショックの問題を無視すればとても気持ちよく走れています。“sumiさん”のおっしゃrっように、例えばですがリアショックをいいものに変えるにはさらに2~3万円ぐらいはかかってしまうでしょう。そうなると、この自転車に固執する意味はなく、新しい自転車を考えたほうが良くも思えてきてしまうんです。
でも“sumiさん”のところはいろいろ参考になることが沢山あります。今後もときどきお邪魔いたしますのでよろしくお願いします。本当にありがとうございました。
この自転車の価格帯からいったら、そんなシビアな調整や構造のウンチクを必要とする人しか扱えない自転車のはずが無いじゃないですか。と思うんですよ。ね、そうでしょう“山羊さん”。
話しは、変わりますが、明日は、裏磐梯ヒルクライムがんばってきます。
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http://blog.livedoor.jp/team_endless/
私の体格(身長180cm、体重75Kg)で大体100psiを切るくらいの設定で、多少サグがでます。
この設定で、ショックは無理無く動いて底付きもしない状態になっていますし、段差等の衝撃もきちんとサスが動いています。
ただ、私のBlogにあります様に、ショックのリンク部についている樹脂製のスペーサーが間違った物が付いている場合、Kojiさんのおっしゃるような状況となっていました。
また、後輪をもって横に振るとカクカク動いてしまう場合、私の時と同じで間違ったスペーサーが付いている可能性が高いと思います。
ご自身で分解できるのであれば、一度分解して頂くのが手っ取り早いのですが・・・・・
実家に部品の予備が2セット分あるので、必要ならお時間かかりますが、送付する事は可能ですから、その際はご相談ください。
構造云々はまったく同じ構造の自転車が他のメーカーから複数出ているため、問題は無いものと思いますし。
又、山羊さんのおっしゃっている事は純粋に工学的なものでの話でしょうが、自転車ショックの基本が4バーリンケージであることを念頭においたものとは思えないのですが・・・・・
とにもかくにも、私自身が乗って経験したことから言えるのは、きちんとした部品が付いていて、空気圧調整が出来ていれば、ちゃんとショックは動くという事です。
又、杉村の対応ですが、写真付きで詳しく症状を書けばすぐに連絡くれました。
もちろん、リンク部の部品もすぐに送って頂けましたし、対応については文句のつけようがありませんでした事も追記しておきます。