(小野町:夏井千本桜)
本日は“ワイフ君”が休みということで、朝から庭の手入れに余念がありません。ところが始まってすぐに、予報通りに雨になってしまいました。それでも雨の中お昼近くまで頑張っていました。
それじゃご褒美と言うことで、今がちょうど満開という小野町の『夏井千本桜』に出かけることにしました。途中で定番のラーメンを食べてから、桜の散った三春町を抜け、船引町へ入ります。この辺からちょうど桜が見頃となるようで、シャプリーン、シャプリーンとワイパーの動くフロントガラス越しに、いたるところ満開の桜が雨にけむっています。
まっすぐ千本桜へ行こうとはしているのですが、『永泉寺のサクラ』なんていう案内板がすぐ目に入ってしまうんです。そしたらホラ、行かないわけにはいかないじゃないですか。
この雨の中でもわたしたちの他にも二組見物されている方がおいででした。滝桜とは大きさが違いすぎますが、『永泉寺のサクラ』(田村市大越町)とても綺麗で見事な桜でした。
風越峠を過ぎ、大きな道路標識を『東堂山』と書かれたほうへ曲がります。昭和羅漢で有名な『東堂山満福寺』にも由緒有る桜があるかもしれないと思い、行ってみることにしたのです。
「おお、千本桜!」
小野町に入ると千本桜と見間違うようなこんな光景が、いたるところから飛び出してくるんです。さすがは御本家ですね。いずれは全部つないじゃおうなんていう壮大な計画があるのかもしれません。
羅漢様のお出迎えです。そこから山中へと曲がりくねった舗装道路をしばらく進んで行くと駐車場に到着です。
駐車場には米俵をかついだJAの羅漢さまや、ムンクの叫びのような羅漢さま、「のんべえ・・・」なんて書かれた羅漢さまがありました。見回したところ、大きな桜は駐車場入り口の枯れかかった桜が一本目に付くだけです。上に登れば有るのかも知れませんが、なにしろ雨降りですからここから引き返すことにしました。(ここには昭和羅漢のほかにも大きな一枚岩のうえに造られた鐘楼や大石垣など見るべきものも沢山あります。ここの取材は日を改めて・・・。)
ところがじつは、ここには平成十九年西の大関『東堂山観音桜』があったのですが、惜しくも昨年夏の台風の被害を受け引退を余儀なくされたそうであります。それで日輪寺の枝垂れ桜(本宮市)が大関に昇進したなんていう話もあったようです。
それでは、「いざ、千本桜へ!」と走っていますと、またもや『谷地の桜』なんていう案内板が目に入ってしまうのです。毒をくらわば皿までと申します。もちろん行ってみることにしました。
車の中から見るその桜はとても大きく立派なんです。雨模様ですが傘を差して行ってみることにしました。
路上駐車して、個人の納屋の前を通って畑から田んぼへ通じる細い道を進みます。なにしろ雨でぬかるみますから、どろどろになるのは覚悟の上です。
“ワイフ君”は
「長靴を持ってくるんだったね」
なんていいながらズンズン歩いて行ってしまいます。
200mほども行くとトラクターしか通らないような道も切れて、一面の田んぼと牧草地になってしまいました。わたしはここから見て引き返すつもりで写真を撮っていました。ふと気がつくと“ワイフ君”はひるむことなく、濡れそぼった草の中をズックでズンズン進んでいきます。“桜バカ”としか言いようがないですね、これは。それを追いかけてついて行くわたしは、ただの“バカ”なのでしょうか。
足もとをぐちゃぐちゃにして近づいてみると、それはそれは大きな桜でした。なにせ幹が太いんです。
これはいいものを見ました。靴をドロドロにしながら見にきた甲斐があったというものです。
さんざん道草をしてしまいましたが、午後3時20分ようやく今日の目的地に到着いたしました。やはり雨降りの平日ですから駐車場はがら空きです。それでも何人ものボランティア?の方々が雨の駐車場で働いておいででした。
ここ夏井千本桜には、前にも一度来たことがあります。でもきょうは本当に満開なんです。幸いにも雨は小降りになってかろうじて傘を差さないでもいられます。
下流に向かって歩きます。行けども行けども桜並木が途切れることはありません。その先は遠く霞んでいってしまします。いったい何本あるんでしょうか。(って“千本”に決まってんじゃないって・・・)
何処まで行ってもキリがないので引き返します。
おや、いきなり団体さんでも入ったのでしょうか。お客様の数がいきなり増えてきたようで、寂しかった千本桜がようやく観光地らしくなってきたようでした。
午後3時45分、満開の“雨の千本桜”に別れを告げました。
かえり道、「ああ、いま何とかのサクラって出ていたよ!」と“ワイフ君”。もうサクラはいいのですけれどね・・・。
そう、ここはほら、映画『はつ恋』で有名になった“願い桜”こと『小沢の桜』・・・。ああ過ぎてしまいました。偶然通りかかった小沢の桜、もったいないので写真に収めていくことにして引き返しました。また雨が降ってきて、傘を差して桜へと向かいました。
手前の菜の花畑に三脚を構えて、女性カメラマンがお一方写真を撮っておいででした。ははーん、近景に菜の花を入れて・・・なるほど・・・。
「雨で残念ですね」
「はい、・・・」
はい、これが未練たらしい、見返りの『小沢の桜』。
ということで本日の“桜づくし”は無事終了したのでした。
「なあ、・・・」
「ん・・・?」
「いや・・・」
“ワイフ君”はもう朝からの庭いじりと桜見物の疲れのせいか眠っていたようでした。(起こしちゃって、すまん・・・。)
黙ったままの車は、川岸の桜並木の提灯に灯をともしはじめた船引の街へとさしかかりました。
本日は“ワイフ君”が休みということで、朝から庭の手入れに余念がありません。ところが始まってすぐに、予報通りに雨になってしまいました。それでも雨の中お昼近くまで頑張っていました。
それじゃご褒美と言うことで、今がちょうど満開という小野町の『夏井千本桜』に出かけることにしました。途中で定番のラーメンを食べてから、桜の散った三春町を抜け、船引町へ入ります。この辺からちょうど桜が見頃となるようで、シャプリーン、シャプリーンとワイパーの動くフロントガラス越しに、いたるところ満開の桜が雨にけむっています。
まっすぐ千本桜へ行こうとはしているのですが、『永泉寺のサクラ』なんていう案内板がすぐ目に入ってしまうんです。そしたらホラ、行かないわけにはいかないじゃないですか。
この雨の中でもわたしたちの他にも二組見物されている方がおいででした。滝桜とは大きさが違いすぎますが、『永泉寺のサクラ』(田村市大越町)とても綺麗で見事な桜でした。
風越峠を過ぎ、大きな道路標識を『東堂山』と書かれたほうへ曲がります。昭和羅漢で有名な『東堂山満福寺』にも由緒有る桜があるかもしれないと思い、行ってみることにしたのです。
「おお、千本桜!」
小野町に入ると千本桜と見間違うようなこんな光景が、いたるところから飛び出してくるんです。さすがは御本家ですね。いずれは全部つないじゃおうなんていう壮大な計画があるのかもしれません。
羅漢様のお出迎えです。そこから山中へと曲がりくねった舗装道路をしばらく進んで行くと駐車場に到着です。
駐車場には米俵をかついだJAの羅漢さまや、ムンクの叫びのような羅漢さま、「のんべえ・・・」なんて書かれた羅漢さまがありました。見回したところ、大きな桜は駐車場入り口の枯れかかった桜が一本目に付くだけです。上に登れば有るのかも知れませんが、なにしろ雨降りですからここから引き返すことにしました。(ここには昭和羅漢のほかにも大きな一枚岩のうえに造られた鐘楼や大石垣など見るべきものも沢山あります。ここの取材は日を改めて・・・。)
ところがじつは、ここには平成十九年西の大関『東堂山観音桜』があったのですが、惜しくも昨年夏の台風の被害を受け引退を余儀なくされたそうであります。それで日輪寺の枝垂れ桜(本宮市)が大関に昇進したなんていう話もあったようです。
それでは、「いざ、千本桜へ!」と走っていますと、またもや『谷地の桜』なんていう案内板が目に入ってしまうのです。毒をくらわば皿までと申します。もちろん行ってみることにしました。
車の中から見るその桜はとても大きく立派なんです。雨模様ですが傘を差して行ってみることにしました。
路上駐車して、個人の納屋の前を通って畑から田んぼへ通じる細い道を進みます。なにしろ雨でぬかるみますから、どろどろになるのは覚悟の上です。
“ワイフ君”は
「長靴を持ってくるんだったね」
なんていいながらズンズン歩いて行ってしまいます。
200mほども行くとトラクターしか通らないような道も切れて、一面の田んぼと牧草地になってしまいました。わたしはここから見て引き返すつもりで写真を撮っていました。ふと気がつくと“ワイフ君”はひるむことなく、濡れそぼった草の中をズックでズンズン進んでいきます。“桜バカ”としか言いようがないですね、これは。それを追いかけてついて行くわたしは、ただの“バカ”なのでしょうか。
足もとをぐちゃぐちゃにして近づいてみると、それはそれは大きな桜でした。なにせ幹が太いんです。
これはいいものを見ました。靴をドロドロにしながら見にきた甲斐があったというものです。
さんざん道草をしてしまいましたが、午後3時20分ようやく今日の目的地に到着いたしました。やはり雨降りの平日ですから駐車場はがら空きです。それでも何人ものボランティア?の方々が雨の駐車場で働いておいででした。
ここ夏井千本桜には、前にも一度来たことがあります。でもきょうは本当に満開なんです。幸いにも雨は小降りになってかろうじて傘を差さないでもいられます。
下流に向かって歩きます。行けども行けども桜並木が途切れることはありません。その先は遠く霞んでいってしまします。いったい何本あるんでしょうか。(って“千本”に決まってんじゃないって・・・)
何処まで行ってもキリがないので引き返します。
おや、いきなり団体さんでも入ったのでしょうか。お客様の数がいきなり増えてきたようで、寂しかった千本桜がようやく観光地らしくなってきたようでした。
午後3時45分、満開の“雨の千本桜”に別れを告げました。
かえり道、「ああ、いま何とかのサクラって出ていたよ!」と“ワイフ君”。もうサクラはいいのですけれどね・・・。
そう、ここはほら、映画『はつ恋』で有名になった“願い桜”こと『小沢の桜』・・・。ああ過ぎてしまいました。偶然通りかかった小沢の桜、もったいないので写真に収めていくことにして引き返しました。また雨が降ってきて、傘を差して桜へと向かいました。
手前の菜の花畑に三脚を構えて、女性カメラマンがお一方写真を撮っておいででした。ははーん、近景に菜の花を入れて・・・なるほど・・・。
「雨で残念ですね」
「はい、・・・」
はい、これが未練たらしい、見返りの『小沢の桜』。
ということで本日の“桜づくし”は無事終了したのでした。
「なあ、・・・」
「ん・・・?」
「いや・・・」
“ワイフ君”はもう朝からの庭いじりと桜見物の疲れのせいか眠っていたようでした。(起こしちゃって、すまん・・・。)
黙ったままの車は、川岸の桜並木の提灯に灯をともしはじめた船引の街へとさしかかりました。
雨に濡れる桜、これはこれで風情がありますね、、、
でも、一番風情を感じたのは奥様が足元を気にされずに果敢にも桜の下へ行かれるお姿、、、そしてそれをファインダー越しに眺められるkojiさん。このお二人のお姿です。帰りの黙ったままの車内、、、幸せの象徴。うらやましいほどのご夫婦愛ですね!!いいものを見せていただきました、、、、、
雨の桜、“mattoshiさん”がおっしゃるように、とりわけ感動いたしましたのは『谷地の桜』でした。ここへ行こうとしても、案内板のところからは、ちゃんとした道がないのです。ワイフはズボンのすぞを捲るとひるむことなく進み出ました。離れたところから見るだけで終わろうと思っていたわたしは、一瞬我が目を疑ったくらいです。(負けた!)とは言いませんでしたが、こうして夫婦間の力関係が形成されて行くんだなと実感した瞬間でした。
小野町は今が桜の最盛期のようでした。色とりどりの桜が山中からその存在をアピールしています。桜にもこんなに多くの種類が有るんだと改めて知りました。
ただ最近テレビ中継が多いのは郡山市三穂田と須賀川の境にある「笹原川千本桜」のようですね。
こちらは自動車や自転車も乗り入れられるので違った見方もできます
最近屋台ま出て観光整備が激しいですので、自動車は規制されたかもしれません
しかも、KOJIさんの写真は、いつも、素晴らしいです。
明日は、カツさんの結婚式で~す。
ENDLESS HIDE
しかしながら、この夏井千本桜はその川幅の広さと整備された堤防とから、景観としては一枚上のようです。似たところでは須賀川の釈迦堂川の桜があり、そちらもたいそう見事なものです。
なんだか日本人は桜を見ると浮かれたってしましますが、明日は“カツさん”の結婚式でしたか。おめでとうございます。そして“hideさん”たちはまた芸能担当なのでしょうか。盛大にお祝いしてあげてくださいね。
でも“ピナ男さん”のおっしゃるように、植物はまことに正直者で手入れされればそれに応え、されなければそれなりになってしまいますよね。花の咲く時期には楽しませてもらっていますから、その分は協力しなくちゃとは思っているんですけれどね・・・。