きょうの安達太良、そしてみちのく自転車道

（２０１０．４．１３　１２：０５ｐｍ）

昨日からの雨で濡れた畑、濡れた田圃、濡れた道路・・・。きょうは暖かくなる予報なんだけど時々細かな雨粒が落ちてきたりしているんです。



耕された田圃や安達太良の残雪が、もうすっかり春です。わたしはきょうが休みなんです。ね、いいでしょう。道路が乾くのを待っていたので午後からの出発です。



仁井田の集落を抜け正面に見える高倉山へと向かいます。



安達太良が綺麗で何度も止まってしまいます。



１２時２４分、高倉の運動公園を通過します。



沢山のタンクが並ぶアサヒビール福島工場の左、額取山（安積山）が見えます。雪はだいぶ少なくなっているようですから、御霊櫃峠もそろそろ通れるんでしょうか。



昨日の雨が川幅を広げていますが、阿武隈川の両岸、柳の芽吹きと堤防の緑が綺麗です。



１２時４９分、みちのく自転車道入り口。



春の小川ならぬ、増水の阿武隈川。



みちのく自転車道は磐越東線の鉄橋下をくぐります。この石積みの橋脚が好きなんです。



ここからも安達太良がいい感じです。



ついこないだ３、４日前にここを通ったときとは、あきらかに緑が違います。



のどかな春の昼下がり、まったりと流れる阿武隈川に釣り糸をたれる。いい季節がやってきたね・・・お父さん。



みちのく自転車道、見返りの安達太良・・・。ここはわたしのお気に入りの場所。



ここから見える那須連山がすきなのだけれど、午後の光ではただの青い影。うーん、やはり光学４．６倍というのはこの辺が限度で、今ひとつ那須連山が引き寄せられないなあ。



午後１時２４分、郡山市を通過中。ビッグアイと安達太良のからみが変化するのを見ながら走るのが面白かったりするのです。



この橋は★“細表橋（ほそおもてばし）”といいます。どうしてかは知りませんが、そういえば車一台が通過できる広さしかありません。それで“細表”か？



阿武隈川の東岸にでたところ、工業団地のサクラも蕾がわずかに色づいていました。



日ノ出橋でふたたび阿武隈川西岸に渡ったところで“マドンさん”に出会いました。
ｋ：「しばらくでした」
マ：「随分会わなかったけど何してたの？」
ｋ：「自転車がイヤになってもうやめようかと思ってました」
マ：「・・・」
ｋ：「うそうそ、何だか一遍に色んなことが重なって・・・、それに今年は天気が悪かったですよね」
マ：「きょうは何処まで？」
ｋ：「乙字ケ滝から岩瀬牧場まで行ってソフトクリームを食べてこようと思っていたんです」
そう、今年になってから気温が低い、雪は遅くまで降る、やはり“マドンさん”も思うようには走れていなかったそうです。久しぶりの遭遇に会話が弾んでしまいます。
ｋ：「帰りもこのコースだったらお会いできますよね」



“マドンさん”を見送ったところ、永盛小学校のサクラはちらほら咲きかかっていました。



みちのく自転車道で出会った花といえば、スミレ、菜の花、ヒメオドリコソウ・・・そしてひときわ艶やかなこのツバキの花。“茶せん”のようなシベがいいですね。



郡山市から須賀川市に入り、前方に須賀川の市街地が見えてきましたが、きょうはここでタイムリミット。乙字ケ滝には届かなかったけれど、春のみちのく自転車道は暖かくて最高でした。Ｕターンして帰路につきます。



須賀川と郡山の境、ヘラブナ釣りの“原池”のサクラもきょうのポカポカ陽気に咲き始めていました。



午後３時１２分、西の空が異様に暗い。天気は一変して風も出始めてきました。



みちのく自転車道に時折強い横風が出てきました。車体を風に向けて斜めに倒して走ります。ますます強くなってくるようです。



斜めになって走っていると、予定通り“マドンさん”と本日二度目のすれちがい。なんでも“マドンさん”はデコ屋敷で時間をつぶしてきたそうな。わたしが食べ損なったソフトクリームを食べてきたんだとか。



時折強い横風が吹くなか、“マドンさん”が小さくなっていきました。それにしてもこの天気の変わり様は・・・。でもポカポカ陽気の中、気持ちよく走れて最高でした。

★２０２０．１１．２０　NHK「こころ旅」でみちのく自転車道と細表橋（ほそおもてばし）のエピソードがありました。わたしは誤って“細面橋”と表記していましたので、お詫びと訂正をさせていただきます。